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転生したら神々の寵愛を受けた娘(元男)  作者: 蒼空の龍神
夏休み編
72/141

エルメアとの帝国デート

帝国の学校に行くことになったエリューとエルメアは、帝国の日常などを見に行くようです。コロッケは異世界人の肉屋のおばちゃんが広めたのがキッカケです。コロッケ=美味しい

ワタクシはエルメアと一緒に帝国の学校に行くことになったので、研修とデートを重ねて行動するようにしたのだ。ワタクシと一緒に帝国に行くことになったので帝国の普通の街を見に行くようにするのだ。帝国で一緒にデートしに行くので、とっておきの服を着て、エルメアのいる王城で待ち合わせをしていた。待ち合わせの時間の五分前に着いたワタクシを待っていたのが、王城の龍車。龍車の運転者は、あっという間にワタクシを連れ込み、服のシワを伸ばしていく。服のシワをどうにかしたくても、そのような便利な道具は王城や公爵家にしか無いようなものだ。


王城の龍車には、王城のメイドさんが美味しい紅茶を淹れてもらいながら、エルメアが龍車に乗るのを待っている。凄く可愛らしくて、重そうなフリフリとしたプリンセスドレスを着たエルメアが、龍車に入った。エルメアに素直に、可愛いねと言葉を漏らす。

するとエルメアは頬をリンゴのように赤らめて、嬉しそうにした。


エルメアとエリューの初々しさを幸せそうに見ているカミサマに気づいていながらも手を振るだけに留めておく。


一方その頃、エリューを尾行しつつ、警備していた帝国の間諜は、素直に見たままを皇女アナスタシアに伝える。皇女アナスタシアは表面上は無表情だが、実にいい笑顔で間諜達に指示を出す。


ワタクシを見ている人には、気がつきながらも、エルメアは気づかないようだったので無視しておく。だって、何も知らない人にそういう暗部のことを気にしないでおいた方が身のためである。


ワタクシが帝国の関所に来て、気のいい門番に入るためのお金を払い、帝国に入ると騒がしい声に囲まれながらも、商店街で道草を食う。わざわざ、あの面倒臭い王子さまのいる王城にまで向かう必要性などないだろう。前に帝国に来た時には、酒場にいた帝国の宰相に親書などを渡せばいいだろうと思っていたワタクシは帝国の街へと向かう。帝国の商店街では、前にきた時にも変わらない肉屋のおばちゃんの所でコロッケを買い食いする。コロッケを食べながら、次はどこへ行くかを話しているとエルメアが手を引いてきて、誘ってきた場所は一際人気な酒場。


酒場で、ワタクシは意を決して告白する。

「エルメア、20歳になったら結婚しよう」

「はい、いいですよ」

お互い顔を赤らめて、約束し合う。


それをフーフーと言っているガヤの人たちに怒気を込めてワタクシは、ウルサイと言う。すると、宰相の姿を見かけたエルメアが、宰相の元へ向かって、親書を堂々と渡してくる。


まあ、こんなことをデートと言えるのかな?

ええ、言いますよ、と彼女は言う。

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