file.4-final 運命の輪舞
前回のあらすじ…
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句崇刃「それじゃ作戦通りにまずはいってみようぜ!」
かだん「おう!星の民の剣!光をできるだけ集めてくれ!」
そうして光り輝く剣を見たバケモノはそっちの方向に気を逸らす!
からん「私があの怪物をできるだけ読み取って攻撃の予兆があれば伝えます!」
ジラン「私と君で迫りくる攻撃をいなして、彼女の力が通る位置になったら守って貰ってそれで終わりになるという感じでいいのかな?」
句崇刃「そういうことだな…海の生物はよく過剰に光るものに反応することがあるが…希望から産まれた怪物のせいか思ったより光に反応するな…その方が好都合だが」
かだん「考察するのもいいけどこっちにばかり攻撃がきてるって!助けてくれ!」
怪物は触手や水鉄砲などの多彩な攻撃を仕掛けている
針音「お喋りの前にお助けになったほうがよろしくてよ!」
句崇刃「そうだな!鬼輪拳!」
ジラン「月の舞…」
怪物の攻撃を2人は攻撃で相殺する!
針音「あちらの心配はしなくてよさそうですわ…それより私が要である以上、その時が来るまでは集中…ですわ!」
マルエラ「……気質があっていい子ねぇ、爺やさんが大切にしてたのも頷けるわ。この子は私が全力で守るから貴方達はしっかり誘導するのよ〜」
かだん「これだけ走ってちょっと海から出てきたくらいか…もう少し道のりは長そうだな」
その折怪物は村人の方に向き直る!
かだん「不味いぞ!少しずつこっちへ気を逸らさなくなってきてる!村人を守らねえと」
ジラン「それならば私がいこう、君達だけでもあの怪物を引っ張ることができるはずだ」
句崇刃「頼んだぜ!かだんはもう少し早く走れねえか?頼み込めばなんか出してくれるだろ」
かだん「うーん…ここ最近繋がりが悪いけど頼んでみるか」
そうして頼み込んだ結果…
かだん「大分渋られたけどなんとか速度upの靴貰いました……」
からん「なんかかだんも自分の力に嫌われていますね…神嶺地とはそういうとこのなのでしょうか…」
マルエラ「たまたまだと思うけどね〜」
そして4人の連携で徐々に怪物が陸地に上がり始めてくる…
かだん「なんだかんだ言って貸してくれた靴のおかげでなんとかなってはいるな…昔やったホタルイカ漁業のこと思い出すぜ…」
からん「一体何を思い出した…ってなんか怪物が不気味な指示みたいなものを出してるみたいです」
怪物が何かすると倒したはずの魚人が起き上がる…
句崇刃「復活か…何度もやられると面倒だな、何か手があるといいが…」
手荷物を探ったところ、何かを思いつく句崇刃
句崇刃「いいもんあるじゃねえか…っと!」
何かを水の中に投げ入れると、魚人達が感電する!
かだん「何を投げ入れたんだ?」
句崇刃「モバイルバッテリーの中に入っているリチウム電池、また買い直せばいいしな」
ジラン「えげつないが…かなり効果はあるようだな」
魚人達は感電して行動不能になった、ここまでやれば復活することもないだろう
かだん「後はもう少しでも陸に近づけさせれば!」
針音「(後少し…後少しで私が決めなきゃいけないタイミングになる…観客に見せるのとは違う…私の声で…アイツを)」
マルエラ「ふふ…緊張してる??まあそれもそうよね、こういうのに慣れてるわけじゃないものね」
針音「……確かに、重要な役を任されてますわ。失敗できるものでもない…でも仮にもアイドル!緊張は重圧は受けても跳ね返すもの!今回もこの緊張と重圧ごとあの怪物を滅してみせますわ〜!」
マルエラ「余計なお世話だったみたいね…流石爺やさんが話してた通り」
そしてついにその時はきたる!
かだん「はぁ…はぁ…どうだ、このくらいならいけそうか!」
針音「いけますわ!マルエラさん!」
マルエラ「はぁい!みんなこっちにきて!」
マルエラが貼った防御ドームに4人が駆け込む!しかし…
ジラン「まずいぞ…触手攻撃が彼女に!」
句崇刃「マルエラさんは俺たちの守りがあるから守れねえ!なら!」
蹴りで触手を全て弾き飛ばすが…守りのドームは閉じてしまう!
針音「あっ……(これじゃ能力を使ったら推しが!そんなことできるわけ!)」
句崇刃「……かまうな!やってくれ!」
針音「流石にそれは!」
句崇刃「大丈夫…俺は死なねえよ」
針音「えっ……」
大丈夫さ…お前だけは死なせない
針音は口を開ける
針音「くらいなさい!冥犬の咆哮!!」
針音が出す超低音の声が怪物と句崇刃を死へと誘う!
希望の怪物「ウオアア!ヴァァァア!」
怪物は身体がグズグズに溶け出して消えるのだった…
ジラン「怪物は倒せたが…」
かだん「句崇刃さんは!?」
からん「あ、あそこに」
そこにいるのは倒れ伏す句崇刃の姿…
針音「………大丈夫ですの!?」
私 の 最 推 し!
句崇刃「……っっ、マジで凄え力だな…危うく意識がなくなるところだったぜ」
針音「……よがっだ!ほんとに殺してしまったかと…」
句崇刃「賭けでイヤホンからロキの楽曲を大きめの音で聴いたんだ、効いたかはわからないが…生きてるなら効いてるってことだきっと」
そういって持ってきていたリュックからCDを取り出す…
針音「それ……私の最初に出したCD…」
句崇刃「キサラから勧められて最近よくいろんなのを聴いてるんだ…どうやら俺もロキのことが推しのようだ」
針音「……全く、死にかけのときにいうことじゃありませんわ……」
ついに泣き出すロキ…しばらく待つことになった…
句崇刃「大丈夫か??」
マルエラさんに治療してもらってすっかり元気になって人の心配ができるようになったので聞いてみたが…
針音「完全に大丈夫とは言いきれませんわ……アレも聞かれたかもしれませんし」
句崇刃「俺が最推しってことか??」
針音「ガッツリ聞かれてる……そうですわよ!事情があって見れないとき以外は全部リアタイですし見れなかったものも後で全部アーカイブで見てますしメンバーシップだって入ってますわ〜!」
句崇刃「そうか……どうだ?俺の配信はロキの癒しになってるか?」
針音「…そうですわよ……貴方がいない生活はもう考えられませんわ…」
かだん「責任とっ…いたぁ!」
ジラン「まぁ……両者共に頑張るといいさ」
からん「えへへぇ…これもまたいい関係ですねぇ」
そして周りの風景が変わっていく……
句崇刃「やはり擬似空間のようなものだったか…」
マルエラ「どうやら認めたみたいね、貴方達のこと」
ジラン「この台に置いてある豪華な装飾の本がそういうことでいいのか?」
かだん「この本に私達が知りたいことが…」
からん「思ったより薄いですね…」
針音「早く読んでみましょ…これでもしかしたら…」
句崇刃「どれめくってみるか……」
そしてそこに書いてあったのは…
○○卿とその関係性
かつてこの世界には大いなる怪異や未曾有の災害が起こりやすい世界だった。しかし世界もそれに対抗せし6人の卿を産み出した、それぞれ歌姫卿、光輝卿、再生卿、聡明卿、死人卿、そして世鬼守卿の6人だった。歌唱卿は歌声で人を癒し…光輝卿はその光で希望を産み出し…再生卿は無機物でさえも元に戻し…聡明卿はその知恵で復興や更なる発展の手助けをし…死人卿は相対する敵を打ち滅ぼし…世鬼守卿は人ならざる怪異や災害に対抗する力で厄災と闘っていったのだった…。6人の卿はいずれ離れていってしまうが、時代の流れと共にまた自然と集まる運命の輪の中にあるのだ。
句崇刃「……個別の話じゃなくて初めに出てくるのがこれ??」
ジラン「まさか…私達が今代のコレであるといいたげだな」
かだん「そうなのか??私なんか結構最近目に能力が出てきたんだがなぁ…」
針音「でも6人だと人数が足りませんし…私が死人卿だと仮定すると歌姫卿はもしかして…」
句崇刃「とりあえずもう少し…」
しかしそこで鞄に入っていた携帯が爆音で鳴る
句崇刃「これ……緊急事態の時の…」
すぐに電話を取る、相手はよく知る人だった
胤波「すまない!!緊急事態だ!すぐに区に戻ってきてくれないか!ついたらすぐに事情を話す!」
句崇刃「胤波さん!?何かあったんだな!わかったすぐに戻る!」
そして電話が切れてしまい、異常事態にすぐに出口の方向へ走り出す
句崇刃「悪い、緊急事態みてえだ。疲れてるかもしれねえけどついてきてくれるか!」
4人全員が頷く
句崇刃「…無事でいてくれよ、みんな!」
区を襲った緊急事態は一体なんだったのか…それを思い知るのにさして時間はかからない
ルーツ・ハイリヒ・ヴィクトゥム エピローグに続く…
come・me区 ダイナミックサーバー計画案




