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ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
のんびり平和
110/110

ホワイトデー


…4ヶ月間投稿をしていたと思い込んでいました…

大変時期外れも良いところですが、投稿します



「今日はなんの日だ!?はい、彗」


「…ホワイトデーだろ?」


誰もいない放課後の教室

そこに面子は集まっていた


「正解だ!!」


教卓にいるのは、魔界の魔王の飛影

いつもの自分の席に座っているのは彗であった


「それで結局のところ俺を呼び出したのはなんなんだ?」


机を連結させて寝転がっているのは人間界の魔王のダドマである


「私も仕事があるんだけど」


『うるせぇ!!』


「だからなにその扱い!?」


教室の後ろに立っていたのは天界の魔王ライン

言葉を放った瞬間に飛影とダドマにいつものイジメを受けていた


黒鋼は飛影の机に突っ伏して寝ていた


(なんだこの場違い感は…)


以上がメンバーである

彗が場違い感を感じてしまうのも無理はない


世界を気まぐれで滅ぼせる面子が五人中三人

そしてその中の一人の武器である反則級の上位である黒鋼

最後に普通の学生


最も彗も魔法使いであり、反則級であるが場違いとも言えた


「バレンタインになんかプレゼント貰ったやつはいるか!!?」


「リタと椿と佐藤に貰ったな」


安倍川彗が手を挙げる

リタと椿には普通の義理チョコだと見た目でわかるモノを頂いた彗

だが義理チョコとはいえ、文武両道完全超神なリタにこの教室で渡されたので、クラス中から殺気が彗に集中して頭を抱えることになったのは苦い思い出である


そして彗は知るよしもないが、超弩級のド本命な佐藤秋野からは直接は受け取っておらず、机の上に置いてあっただけである


秋野が彗に直接渡せるはずもなく、秋野からチョコを受け取り飛影が置いたのである


超ド本命なチョコであるが、彗にそれは伝わっておらず完全に義理チョコだと思われていた


それにも理由があり、彗が受け取ったチョコはたったの一つ


秋野が作ったのはチョコマフィン


多数ある失敗作や成功作を選り好みして、完璧なチョコマフィンを一つ選び抜き彗に渡しそうとしたのだ


そこまでは良かったのだが秋野がバカであった


多数の選考漏れのチョコマフィン

捨てるのは勿体なく、一人で食べるには多すぎる


クラスの友チョコや義理チョコも考えたが、義理チョコは贈る気がなく、友チョコでも数が余る


そして矛先は飛影となった

大量に貰った飛影


それは全部コートのポケットに入れていたので何も問題なかったが、思ったよりも友チョコが多すぎた秋野は飛影の教室までやってきて五個程手渡したのだ


数だけ見れば五個と一個なので彗が勘違いするのは無理もない

逆に申し訳程度で渡されたと思われていた


「俺もギルギアと椿とリタに貰ったな」


基本的に社交性のあるまだ常識人の椿とリタは配っていた

ギルギアが渡したのは当然ながらダドマ一人分だけである


「私は一応だけどアユリからチロルチョコっていう人間界だと高級らしいチョコと部下から数十個かな」


『…』


いつもラインをからかっている飛影やダドマでさえ黙ってしまった


たかだか20~30円程度で買えるチョコをなんの疑いもなく高級だと思っているラインに憐れみさえ覚えてしまった


「僕は屋敷面子からもらったよ、まぁ飛影のついでみたいな感じだったけど」


いつのまにか起きた黒鋼

特に気にすることもなく、いつも通りの無表情であった


「ちなみにお前は!?」


黒鋼と同程度だろうと思ってはいたが、彗が聞いてみた


「俺?数十」


予想の範囲内であるため、誰も驚きはしない


「万個」


この言葉さえなければ


『はぁ!!?』


ダドマとラインと彗

全員が立ち上がって聞き返す


「ほら、魔界にも名前は違うけど同じイベントがあってな、城のやつから貰ったり、国民から貰ったりって感じで」


「規模がちげぇ!!!!?」


メリアでは飛影はかなり好かれている

冗談抜きで飛影との写真が家宝になったりもするのである


そんなレベルの飛影は毎年毎年に多数貰っていた

しかも律儀なことに飛影はそれが食べ物であれば、一年かけて食べきる

普通であれば、糖分過剰摂取であるが飛影にとっては問題ない


「んで結局のところ呼び出したのは他でもなく、お返しを作る!!ってことじゃあない」


「…違うのか?てっきりそんな話だと思ってたが」


最初のくだりから予想していた彗であった


「つまりだ…次の面白いこと考えようZE!!!」


『おっ…』

「は?」


飛影の言葉に反応したのはダドマとラインであった


戸惑いを隠せないのは彗である

飛影の思考がどうなってこうなったのか、それは誰にもわからない


「ホワイトデーはどうなったんだ!?」


「いや、別にただ気になっただけだし」


「…」


もはや何も言えない彗

よくよく考えると、飛影は悪くはない

当日のしかも放課後に集めた時点であまりホワイトデーは関係ないと予想するべきであったのだ


「んで、お前が企画してるってことは、何やるか決めてんだろ?」


ニヤニヤと笑うダドマ

いつの間にか起き上がっていた


「当たり前だ!!」


「さすが飛影!!」


「ライン撲滅大作戦!!」


「賛成!!」

「大反対ぃぃぃぃぃぃ!!」


ぎゃあぎゃあと騒ぐ、三人から少し離れている彗と黒鋼


「結局こいつらってイベントとか関係無く騒ぎたいだけなんじゃないか?」


「今さら何を言ってるの?」


何を当たり前な…という少し呆れた表情の黒鋼


「…そうだな」


深い深い溜め息を吐く彗であった



自分の馬鹿さ加減に呆れました…



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