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ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
のんびり平和
105/110

挑戦 ギルギア


読者リクエスト話

ギルギアの龍の姿を嫌う理由

まだまだ受け付けております


ギルギア

リタ

アユリ


魔王補佐三人がメリア城の庭でお茶会をしていた


天気は快晴

風は暴風であったがリタが飛影に頼んで、風をそよ風に調整していた


傍らに付き添うのは、最近吸血鬼になったばかりの優希である


アユリからの指名が入りその場にいた


優希は真昼からリーべと飲んでいたため、飛影に頼んで身体中のアルコールを燃やしてもらっていた


「悪いわね…頼んじゃって」


急なご指名であったため、詫びるアユリ


「いえいえ!!最近メリア城に来たらやることが無くて…もう飛影さんも私を頼ってもいいのにベッドメイクもお茶もご飯も全部自分でやるか、もしくはメリアの従者の方々に頼むかしていて最近私の存在意義について疑問に思っていましたし、吸血鬼になったって言っても飛影さんもリーべさんも吸血鬼ですし、人間から外れても他の皆さんが神様とかですし、キャラが薄くなったというか、飛影さん大好きキャラもアンジェレネさんで被りますし、元気一杯のキャラも火月ちゃんに被りますし、簡単に言えば影薄くなったからリーべさんと飲んでいただけですし全然暇でした!!」


いろいろと鬱憤が溜まっているらしい優希


「貴方もいろいろと溜まっているのね…」


いろいろと負のオーラが見える優希


「しかし、ぬしの茶は旨い、それだけで我は貴様を評価できるものがあると思うんじゃが」


「そうですよ!!優希はいろいろと気が利きます」


かなり可哀想に見えたため、慌ててギルギアとリタが優希を誉め始める


「普通嫌いの奴が選んだだけの実力は確かに持っている、気にするでない」


今のギルギアの言葉は飛影を褒めたものではない

あくまでも優希を褒めたものである


「そ…そうですか!!?いや~絶対強者級の皆さんに褒められると照れちゃいますね!!」


根が単純である優希はすぐに元のテンションへと戻る


「しかし、最近は暇じゃのう…50世紀以上ぶりに魔王と魔王補佐が全員揃っておるのじゃから何か面白いことがあっても良いのじゃが」


「そんなに前のことなんですか?」


50世紀

5000年以上に魔王と魔王補佐が揃っていなかったことに驚いているリタ


「詳細は忘れたのじゃが、そんぐらいの筈じゃ」


魔王がいるからこそ、魔王補佐もいる

しかし、今の状況が常であるリタやアユリはそこまでいないことが想像できない


「そんなに集まらないものなんですか?魔王と魔王補佐はセットな気がしますが」


「今この瞬間だけじゃ、考えてみることじゃな。ラインは3000年、奴は250年程じゃろ?その間に補佐はいなかったんじゃよ」


魔王と魔王補佐


魔王を補佐する存在である魔王補佐

だが、基本的に絶対強者級である魔王は補佐要らずである


そもそも補佐の存在すら忘れ去られている


魔王からの任命によって、一人だけ選ばれる補佐

利点などは特に無い


補佐になるものにとって理由は様々である


ギルギアはダドマと一生を添い遂げると誓ったため

リタは飛影を真に自分が仕える者だと感じたため

アユリにいたっては、飛影に言われたからである


過去に遡っても理由は様々である


強者と戦いたい

高みを目指したい


と向上心を持つ者


理由もなく気まぐれでなっているもの


「そもそものう…魔王補佐というのはゲームで生まれたものじゃ」


生き証人

最古の魔王と魔王補佐であるギルギアは魔王補佐の生まれた理由を知っている


「ゲームってなに?」


興味がそそられる話題

アユリはケーキを食べながら続きを促すように聞く


「ほれ…絶対強者級は基本的に戦いが好きじゃろ?…しかも相手は滅多におらん同格じゃ…当然誰が強いかをハッキリさせるのじゃ。そしてまぁ当然じゃが、人間界の圧勝じゃったからの。チーム戦にしようと言い出してから始まったのじゃ。その頃は我も補佐ではなくあの方に付き添っていただけじゃが、それをきっかけにして魔王補佐が生まれたんじゃよ」


まぁチームにしても結果は一緒じゃったがな

と付け加え笑うギルギア


「そんなアホな理由だったんですか…」


なんかもっと神聖なイメージであったリタ

真逆過ぎて脱力していた


「そんな理由じゃが、まぁその方がお似合いじゃろ」


所詮は絶対強者級

思考など似たり寄ったりである


「そういえば、ギルギアさんって何故龍の姿を嫌うんですか?」


ふとギルギアのことが気になったリタ

思い出したのは飛影とギルギアの最強決定戦の場面であった


「あぁ、それは私も気になるわね。折角強いのだから勿体無いわ」


「む?その話題か…つまらないものじゃぞ」


少しだけ嫌な顔をするギルギア

だが話す気はあるようで、紅茶を口に含む


「先程の話の続きじゃが、魔王補佐が出来てからチーム戦を行っておった。その時の魔界の魔王も天界の魔王も、まぁそこそこなやつらじゃった。チーム戦と呼んでも我の強いものばかりじゃから、我は力を抑えるために人の姿で戦っておった。それだけで勝てるのでな」


絶対強者級の中でも別格と呼ばれているダドマとギルギア

敵無しであった


「今から一億年程前じゃ、魔界の魔王が変わった」


(桁がおかしい!!)


リタとアユリが黙って聞いているなか、優希は心の中でツッコミをする


「そこそこ強かったんじゃ、チーム戦を行った際に我はそやつとサシで戦っておった。久しぶりに楽しめた我は人の姿を止めて、龍の姿となってそやつに全力で攻撃を放った。…するとじゃ、そやつは一撃で死におった」


長い間、人の姿で戦っていたギルギアは自分の実力を過小評価しすぎたのである


「それからじゃな…龍の姿を嫌うのは…戦いを楽しめん、すぐ壊れてしまうのでな…不格好じゃし…殴り合いの方が好きじゃし」


それがギルギアの龍の姿を嫌う理由であった

楽しめない、面白くない


ただそれだけである


「いろいろとあるのね」


ギルギアの強さは接近戦最強である

その名は伊達ではない


リタもアユリもギルギアと戦って勝てる気はしない

負ける気もしないのも事実であるが


「ん?では飛影との戦いで龍になったのは…」


「ふむ…服が焼けてしまったのでな…それに奴ならそうそう死なんじゃろ…鬼じゃからな」


服が焼けてしょうがなかったことと

飛影の実力を評価してのことである


「しかし、ギルギアさんの話も聞けましたし、今日は有意義なお茶会でしたね」


「そうね。仕事休んだ甲斐はあったわ」


「うむ」


面白い話も聞けて、旨い茶菓子に紅茶

綺麗な景色と有意義な時間を過ごしたリタ達


(いや~なんか面白い話を聞けましたね~これは早速飛影さんとリーべさんに報告しながらお酒を)


「ちなみに他言無用じゃからな」


にこにこと笑いながら、計画を立てていた優希の釘を刺すようなタイミングであった


ビクっと身体を硬直させる優希

とリタとアユリ


全員が喋る気満々であった


「…ぬしら」


さすがのギルギアも予想外で呆れていた


「部下として、飛影への報告の義務が…」

「だって…面白かったんですもの…」

「お酒飲む口実が生まれましたし…」


それぞれが理由を話す

そして、誰も謝罪や喋らないとは言っていない


「勝手にせい」


大きな溜め息を吐くギルギア


「しかし、チーム戦ですか…それは面白そうですね」


飛影が気に入りそうな話を聞けて笑みが溢れるリタ


まだまだ世界は平和である



ハチャメチャ臨時更新になります



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