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帰る場所
帰る場所があるということは
どこへでも行けるということだ
ここに戻ればいいと分かっているから
遠くまで行ける
家のことだけじゃない
疲れたときに
思い浮かぶ顔とか
ほっとする声とか
何も言わなくていい時間とか
そういうものが帰る場所だ
遠くへ行くほど
帰る場所のことを考える
離れてみてはじめてわかる
温度というものがある
ただいまと言える場所が
あることのありがたさを
子どもの頃は
早く遠くへ行きたかった
大人になったら
帰る場所を大切にするようになった
どちらが正しいとかじゃない
遠くへ行きたい気持ちも
帰りたい気持ちも
両方本物だ
今日も帰る
それだけで今日が完成する




