市民革命シミュレーション
今日は市民革命シミュレーションゲームを実況する。
ゲーム内容はフランス革命のような市民革命を再現した世界で、ターン制コマンド入力の計画パートと、アクション中心のアドリブパートを交互にプレーするというものらしい。
参加メンバーは20名くらい。特にチームは決められていない。自由に活動しても良いらしい。
挨拶が終わり、ゲームスタート。まずは計画パートだ。
「計画とか言ってるけど。これ悪だくみ時間だよね」
「そうみたい」「今から悪だくみを……」「どうしますボス」
軽トラックたちと話していると自分の番が回ってきた。
「密談と多数派工作かなあ。あとは少し勉強してステータスをあげる」
ステータスを確認すると、子爵とある。自分は貴族みたいだ。
そしてアドリブパート。計画パートの操作が反映された世界が始まる。
画面が議会に変わった。どうやら議員にえらばれたらしい。私は貴族階級なので偉そうにしてるとかなり危ないかもしれない。
「ここで宣言するぴょん。君たちは死刑だぴょん」
「そうはならんやろ」
「おかしいよ」
「最初から意味不明な妄言をどうもありがとうございます」
「なるほど。しかし君に何の権限があるのかな」
「権限はある。国軍はすでにこの僕、スゾノールが掌握しているよ」
スゾノール、洲園エンさんだ。動きが早すぎる。
「あの、このゲームそういうゲームじゃないんじゃ……」
「たしかフランス革命って監獄襲撃したりしてなかったかな」
「それはこの後行く予定だよ。きつねん。残念だけど君はそれを見ずに死ぬ」
きつねさんはこうして倒された。あっけない。
私たちはその隙に密かに逃げ出した。
しかしすでに市民は蜂起しており、結局会議場に戻るしかなかった。
「ちょっとこっちに行くから。じゃあね。つぼみん」
この混乱の中、疾風つとめさんはどこかに行ってしまった。
戻った会議場では、激しい議論が行われていた。
「これはもはや反乱ではないか。軍を掌握など一切許されるものではない」
光術俊さん(8期 興武党)が演説している。それは一見意味のない行為に見える。でもCPUもある程度は言葉が通じるので、まったく意味のない行為ではない。何より、生身の人間にはかなり効果があるみたい。
「わかったぴょん。もう許してほしいぴょん」
こうして市民革命第一段階、ススキ、スゾノールの乱は鎮圧されたのだった。
その後もゲームは進み、最終的にるいかさんが独裁者になって終わった。
ちなみにこおりちゃんは、市民たちに猛攻を仕掛けたが、鎮圧後に裁判にかけられゲームオーバーとなった。
こおりちゃんは泣いていた。
今回はさすがに私のせいじゃないからね。というか今回も。だよ。




