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水切りゲーム配信

 今日は水切りゲームを配信する。


 内容は単純で石を拾って水面に投げるだけの3Dアクションゲームだ。


「よし、がんばるぞ」


「わっしが水切りの達人じゃ」


 ゲームを起動するとチュートリアルが始まった。


「石を選び、投げるのじゃ。投げるときは投法、威力、角度、スナップ力を決めるのじゃ」


「私投げれるみたいだよね。投げてみようかな」


「つぼみちゃんのお手並み拝見」「どんな感じだろ」


 軽トラたちが見守る。


(ぽちゃん、ぽちゃん)


(2回)


「まだまだじゃのう」


「ああ失敗したなあ」


「こうするのじゃ」


(ぽんっぽんっぽんぽんぽんぽぽぽぽぽぽ)


(12回)


「どうじゃすごいじゃろ」


「…このチュートリアルなんかむかつくんだけど」


 お爺さんが偉そうだよ。苦手だなあ。


「まあまあ」「草」「取りあえずこのお爺さんは超えたいね」


「そうだよね。お爺さんをぎゃふんといわせなきゃ」


 このゲームにはお爺さんのほかにキャラクターが何人かいて、ストーリーもあるようだ。やってみよう。


「オレは宇宙一の水切りチャンピオンになるんだ」


「僕は、君を超える!!」


「私達の本気見せてあげるわ」


 こんな感じで物語は展開した。


「情熱がすごいよね。この子は信念をちゃんと持ってて…」


 私は感動してしまった。


 そしてラスボスは……


「あのお爺さんじゃん」


 ここまでのプレイで、このゲームがどういうものか大体わかっていた。


 大事なのは角度や威力を決める目押しではなく……石の選別。


 この戦いは、制限時間以内に良い石を手に入れることができるかにかかっている。


「これはどうかな…微妙かな…これなら…よさそう」


「14回。ふっふふ。わっしに勝てるかな」


「のぞむところだよねえ。みんないくよ」


「やったれ」「いっけー」「勝つぞ」


 結果は……


(18回)


「18?やったー」


 ストーリークリア。当然だよね。


「ぎゃふん」


 お爺さん。ほんとにぎゃふんって言ったよ…


 やりこみ要素はパス。


「よし、オンライン行くぞー」


 その後…


 ……あの…相手の回数36回ってどういうこと?


 ボコボコにされた。…当然だよね…






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