狩猟ゲーム配信
今日は私、涼音さん、すぎる君、どじょう君の4人で狩猟ゲームをする。
狩猟ゲームとはモンスターをみんなでワイワイ倒すゲームらしい。よくわからないけど面白そう。
配信が始まった。
「どじょう君。あたしばかり攻撃していない?」
「どじょう君~。そこには何もいないよ~」
どじょう君は下手だった。そういう人もいるよね。
「あー私死にそう。なんかすごいもっさりだね」
ダメージを受けたので少し回復しようとしたら突然キャラクターが手を合わせてお辞儀し始めた。
「まって。いや早くして、モンスターこっちに来るじゃん」
そして私のキャラクターは倒れた。
「なんで回復する前にお辞儀するの?」
「それはねえ。しきたりだよ」
「涼音さん。どういうことですか?」
「狩人は命のやり取りをする神聖な職業だから、そういうしきたりが存在するんだよね」
「……なるほど……」
正直納得できない。どんなしきたりだよ。自分の命のほうが大事だよ。
「メタな発言で悪いけど~動きがゆっくりのほうが選択肢ができるから戦略性があるとかだよ~」
すぎる君の真面目な発言は初めて聞いた気がする。
「そうかー、どこで回復するかという選択が大事ってこと?」
「そ~そういうこと~」
狩猟を続ける。
「あっ」
私のキャラクターが落ちてしまった。これはまずいのでは?
しかし何ともなかった。
「えっと、このゲームって落ちても問題ない?」
「俺も思った。大丈夫みたい」
「それもしきたりだよ。落下では倒されないの」
「…そんなしきたりあるわけないじゃないですか」
「しきたりで何とかなるもんなんですか」
全部しきたりで説明しないでほしい…どじょう君本気にしないでね。
ゲームは楽しかった。またやろうねと4人で話した。




