表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/67

大型企画!最終回

 3日目、私は町中をのんびり散策していた。


 ボーナスは100万鉛。これだけのお金でどうすればいいのだろうか。


 なんとなくビルの大画面を見るとあおばの姿があった。


 あおばは歌手になったらしい。とても楽しそうだ。いいな。


 人込みから少し路地に入る。するとだれかに呼び止められた。


「菜の花つぼみさんだよね。お金持ってない?」


 明らかに怪しい。この人は興武党の蒲地(かぼち)廉さんだ。ニューアクセルは8期あたりから期の呼称をやめている。


「お金をどうするんですか?」


「いま新技術の開発をやっててさ。でもだれも投資してくれないんだよね。もう少しなんだけど」


 もう信じるしかない。


「100万全部出します」


「よし、最終調整だ。頑張るぞ」


「手伝います」


 この蒲地さんはモノづくりが好きで工作やDIYの動画をよく上げているらしい。


「モノ作りはホント面白いよ。たとえゲームの中でも」


 その後ひたすら研究に励むことになった。


 このゲームでは1分1日として扱われる。つまり5時間で約10か月になる。この企画は1日5時間を3日で行う。


 正直たった30か月で研究を成し遂げるのは厳しい。だからほとんどのライバーは手を出さなかった。


 しかし当たれば大きい。なぜなら私たちの報酬はすべて会社の株で支払われるからだ。


 今はその株は無価値だ。でももし研究が成功したら?


 1位は蒲地さんになる。株が価値を持つから。


 そして、残り1時間、あと2か月の時点で研究は成功した。


 タイムマシンだ。


「やったよ、つぼみん」


「やったー、れんれん」


 すっかり仲良くなっていた。当然だよね。


 ついにその株は意味を持つ。汎用タイムマシンが発売されていく。


 ほかのライバーが気づいた時にはもう遅い。


 1位は蒲地廉。2位は私だ。


 こうして大型企画は無事終了したのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ