第6章第2話〜潜入〜
俺の名前は林颯太、今俺は勝斗を刺した奴がいる愛知県名古屋市に向かっている。
「なぁ颯太、愛知県って確か」
「あぁ、レジスタンスの本部があるかもしれない土地だ」
愛知県名古屋市、そこには敵対している組織レジスタンスの本部があるかもしれない場所。何故かもしれないかと言うと奴等は都市伝説レベルの噂程度にすぎないからだ。
「敵地ど真ん中、んで持って最小人数、あの女が出たらはっきり言って勝ち目がねえ、出る前に捕らえて殺る」
俺の指示に山本は頷き、そのまま捜索部隊が使っていた簡易的なビルをそのまま使いヤサにすることにしようと考えていた。ヤサに着いた俺たちを出迎えてくれたのは意外にも青山と佐々木だった。
「よぉ若いの、よく来たな、かなり地味だがまぁ許してくれや」
「元々気づかれずに捕えるための拠点だ、仕方がないだろ」
中に入り広間に入ると守山と樋口が座って待機していた。
「あ、林さん、お久しぶりです」
「林さーん!元気でしたかー!」
「おうぼちぼちな、それより何か分かったこととかはあるか?」
「いえ、特にこれといった情報は…強いて言うなら名古屋城がレジスタンスの本部だというくらいしか…いえ林さん達なら知って当然ですよね」
城持ちなのは当たり前であろう、なにせ組織なんだから。という突っ込みは飲み込み早速俺たちは会議に入る。
「まず俺たちの目標は勝斗を刺した犯人である、金山浩二と田中良平の2名を殺害、そしてレジスタンスのトップの首も取る」
「え…金山と田中のみならず…レジスタンスのトップの首を取るって…」
そう、組織のトップを狙うということは全面戦争をするということを意味する。だがこっちは主力の1人かつレジェンドをやられてんだ。それ相応の報いは受けてもらうのが美香様の意見らしい。
「………俺も坂田様もそれはどうなのかと伝えたんだが…ダメだった」
側仕えの坂田様の言葉さえ届かない、この意味を全員深く理解していた。美香様がどれほど勝斗に思い入れがあるのかがわかる。
「…とりあえず、まずは金山と田中の殺害をする、トップは顔、名前すらわかっていないからな…」
「んじゃ聞き込みでもするか?」
山本の提案に対して俺は首を横に振る
「ダメだ、敵地で書き込みをしたら滞在していることがバレ、警戒して奴等は出てこないかもしれない」
「なら街の木々や路地裏に隠しカメラをセットするのは?」
佐々木さんの提案に対して俺は首を縦にして頷いた。
「ありだ、なら…守山、樋口お前らは顔が割れていないはず、この名古屋の街の至る所に隠しカメラを設置するんだ」
「「了解です」」
2人は素直に従いすぐに行動した、北海道から相変わらず行動が早い子達だと思いながら見送る。
「さて、こいつらの行動パターンが割れた後だ、どうする?片方ずつ処理するのか、同時処理するのか」
「同時が理想なんだろぉ?なら一人一人それぞれのルートで待機してりゃあいいんじゃねぇのか?」
「………」
青山さんの提案に対して俺たちは沈黙する
「な…なんだよ…」
「いや………」
「青山さんって…」
「そんな事考えれる頭………」
「「「あったんですね…」」」
「失礼すぎるだろーがお前ら!?」




