冒険者ギルド
今日も読んでくれて、ありがとうございます
まだ、数話なので判断出来ないのもあるかもしれませんが、とにかく!ありがとうございます
「すみません。冒険者ギルドは、どっちですか?」
僕は近くいた人にギルドが、何処にあるのかを尋ねた。
「あぁ、その角を右に曲がって真っ直ぐ行けばあるよ。特徴は看板に2本の剣が合わさっているから分かりやすいよ」
「ありがとうございます」
意外と、すんなりいけた。
不審がられるかもって、少しは考えていたのに……、場所が判明したから、早速行ってみる。
「大きいね」
「あ、あぁ」
僕達の目の前にあったのは、4階建ての建物だった。
あまりの大きさに少し唖然としてしまった。
もっと小さい建物を想像していたが、意外にも想像と外れた。
「ここで止まってるのも邪魔になるし、中に入るか?」
「そだね」
僕達は冒険者ギルドの扉をくぐった。
そこには、やっぱりの如く酒を飲んでる奴がいたり、受付で依頼を受諾してたり報告してたりしていた。
やはり、黒眼黒髪の僕達二人は目立ち、視線を集めていた。
さっさと登録を済ませようと思い、正面の受付に歩いた。
「どうも、御越しいただき、ありがとうございます。ご依頼ですか?それとも、冒険者登録ですか?」
「登録で、2人分お願いします。」
どうやら、いい人に当たったようで、少し安堵した。
「では、ここに名前と年齢等を、お書きください。一応、代筆も出来ますが?」
2枚の紙を出された。
そこには、名前、年齢、性別、使用魔法が書かれていた。
「大丈夫です」
「私も」
意外にも、この世界の文字は日本語に近いものであり、文字に困る事は無い。
「ここの魔法は絶対ですか?」
「確かに気になったのよね」
舞亜も、しっかりと話しに入ってきていた。
受付嬢は笑顔で教えてくるた。
「いえ、自己申告で構いません。手の内を隠したい人は書きませんし、国に仕えたいと考える人は書きますね」
なるほど、魔法を使える人が少ないから、自己申告になったんだな。
さっきの国王や側近達や、街ですれ違った人達のステータスを見ていたが、魔法を持っていたのは、国王の側近の2、3人だけだった。
「分かりました」
とりあえず、次元魔法だけでいいだろう、舞亜も回復魔法だけを書いていた。
「記入が終わりましたか?確認致します。」
受付嬢が記入用紙を受け取り確認作業をし、少しばかり目を見開いた。
「凄いですね。お二人とも魔法を持ち、尚且つ次元と回復という珍しい魔法をお持ちとは、驚きです」
「そうなんですか?」
「はい、魔法を使える人自体少ないですから。必然的に回復や次元の魔法等を拝めるのは珍しいですから」
成る程、なら、俺達は普通の人より珍しくなっていた訳か!レベルに付いては、とりあえず言わないでおこう。
「あっ!すみません、少しばかり話しが逸れましたね。こちらが、ギルドカードになります」
渡されたのは1枚の黒いカードだった。そこには、名前と年齢と性別にギルドのランクらしきものが記載されていた。
「では、説明しますね。ギルドカードにはランクが書いてあり、そのランクに応じた仕事が出来ます。一番下からF、E、D、C、B、A、S、SS、SSSの順番になっており、今の所、確認出来てる最高ランクのSSSが1人にSSが3人いるくらいです。ユウヤさんとマイアさんは、登録したてなのでFからです。それと、依頼の方ですが、自身のランクの1つ上しか受けられませんから、ご注意ください。」
そこら辺は、異世界物の決まりで変わりがなさそうだな。
「最初から、Fより上のランクが貰えることはあるんですか?」
「例外等もありますが、最初からではFランクから上は与えられません」
勇者とかは、国から援助がありそうだから、例外に入るんだろうな。
「それと、パーティーを組んだ場合は、パーティーメンバーのランクを平均したランクになります。こちらも、パーティーランクより1つ上しか受けられません」
「討伐した魔物は、どう判断するの?部位や魔石?」
「いえ、魔石でも確認出来ますが、数が多いと持ちかえれない分もありますので、ギルドカードに書き込まれていくシステムになっています。人の殺害も書き込まれますが、犯罪者の討伐記録しか出ません」
「それは、どうやって見るの?」
「ギルドや国から指名手配された人は討伐依頼が出され、ギルドにギルドカードを見せた時に更新がされます。」
舞亜が質問をしまくっていた。
(念のために、あれも聞いておくか)
「後、冒険者同士の決闘や喧嘩って、どうなってます?」
「自己責任になります。怪我に関しては死ななければ基本的にギルドは介入いたしませんので、気をつけてください」
そこらは、変わりないみたいだな。
「ありがとうございます。勉強になりました。次いでに、これを売りたいんですが?」
お金が無いのと、お金の価格が解らないから、売る次いでに話しを聞かせてもらう考えだ。
そこで出したのは学校に持ってきていたノートだ。
「紙ですか?確かに売れますよ。大体の値段は、この大きさと数ですから、金貨2枚と銀貨70枚ですね」
この時に、軽く聞いて金の価値を詳しく聞いて、要約すると、こんな風に銅貨、銀貨、金貨、白金貨、黒金貨になる。
更に詳しくやると、こうだ!
銅貨100枚で銀貨1枚
銀貨100枚で金貨1枚
金貨100枚で白金貨1枚
白金貨100枚で黒金貨1枚
大体、銅貨1枚辺り10円くらいだから、27万円をノートで稼いだ訳だ。元が100円くらいだから、かなり儲かったと言えるだろう。
「楽に稼いじゃたね。お兄ちゃん」
妹が楽しそうに言った。やはり、有って困る物でも無いしな。でも、依頼をこなす前に意外と稼げたが、この場では稼ぎ過ぎたな。
周囲の冒険者の何人かは、目の色を変えて、こっちを見てるし
「宿を探すか」
「そうだね。汗も流したいし、少し疲れちゃた」
早いとこ、この場から逃げて、よくあるテンプレから回避したかったが……
「ちょっと待てや、坊主」
やはり、こういった異世界物では回避は避けられない運命なんだろうか?っと考えながら、声のした方を向いた。
案の定、厳つい男達3人が僕達の横から現れた。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます
読者の声も聞きたいので感想も待ってます。
とりあえず、次もどうぞ!