異世界召喚
とりあえず、二つ目も投稿します。
連続投稿やって見たかったんです。
光の輝きが衰え、うっすらと目をあけた
「ここは?」
そこには、ローブを着た集団に派手な服装をした奴が、何人かがいた。
「成功したか」
国王だろうか?一番奥から、そいつは現れた。俺達は、皆それぞれな反応を返した。
「ここは何処だよ!」
「訳が解らない」
「何だってんだよ」
「ここ、何……なの」
教室に一緒にいた奴等も、ここにいるようだ。僕は、すぐに舞亜を探した。幸いなことに舞亜は僕の近くに居た。
「お兄ちゃん」
「大丈夫だ。何があろうと、僕が守る」
僕は舞亜を安心させる為に誓うように言った。その時、国王?が僕達に話しかけてきた。
「いきなりの事で驚いているやも知れんが、汝達に頼みたい事があるのだ」
周りにいる鎧を着込んだ奴らが、僕達の周りを包囲しながら近付いている。僕も妹も、その怪しさに警戒を強めるだけだった。
「話しを聞くだけなら」
四人組の内の1人が、そう返事をした
「ならば、こちらに来てくれ。詳しい話しをする」
そのまま、スタスタっと歩いていった。僕達6人も詳しい話しを聞きたかったので、特に反対も無く追従した。
案内された場所は、如何にも王族が話しをする謁見の間のような場所だった。僕達は中央辺りで足を止めた。さらに奥の玉座に国王が腰を掛けた。
「要点を先に伝えよう。汝達には魔族共と、それを束ねる魔王を倒してもらいたい」
(異世界召喚して助けてくれってやつか。後、魔王って何だ?)
よくあるラノベに出てくる、異世界召喚もしくは転移をした事を皆、理解した。
「ここ、人間領のドラス帝国は、魔族領にいる魔族達による被害が増えておる。その為に勇者召喚をし、我らを助けてもらいたいのだ」
(胡散臭いな)
(何だか、裏がありそう)
僕と舞亜は、早速、この帝国に対して不信感を抱いていた。だが、他の奴らは全く気付かないどころか……、
「やってみようか」
「チートとかあるかも知れないしね」
「ここまでされてんだ。断るのも何だしな」
「そ、そうだ…ね」
疑問も持たずに浮かれてやろうと言う始末だった。
(少しは疑問を感じろよ)
頭を抱えたくなった。どうやら、勇者と言われて、あいつら4人は浮かれてるようだ。
2話目も読んでいただきありがとうございます。
とりあえず、今回は3話投稿なので、次も読んでいただければ幸いです。
感想もお待ちしてます。