可愛い旦那様 ー ティアラローズ
アニメ、本日23時より最終回です~!
どうぞよろしくお願いいたします。
ティアラローズがお茶会を終えて自室へ戻ると、アクアがソファに座って寝息を立てていた。ここ数日立て込んでいた仕事がやっと片付いて、訪ねてきてくれたのだろう。
ついつい、頬が緩む。
アクアが一番に来てくれるのが、自分のところということがとても嬉しくて仕方がない。
「少しゆっくりするから、フィリーネも休んでいてちょうだい」
「はい。失礼いたします」
いつもならばフィリーネに紅茶を用意してもらうけれど、今はアクアにゆっくりしてほしくて、下がってもらう。
足音を立てないようにソファまで歩いて、顔を覗き込んだ。
艶のあるサララサの髪に、少し疲れの色が浮かぶけれど整っている顔。小さな寝息が聞こえて、よほど疲れているのだろうということが簡単にわかってしまう。
だって、アクアは気配に敏感で、わたくしが近づくと起きてしまうことの方が多いから。
「…………」
ついつい、寝顔を見てしまう。
不思議なもので、いくら見ていても飽きることがない。なんなら、ずっと見ていたいとすら思ってしまうほど。
すると、アクアがわずかに揺れてわたくしに寄りかかってきた。起きたのかと思ったけれど、意識はまだ夢の中のようだ。
肩にかかった重みがなんだか心地よくて、わたくしも少しだけアクアの方へ体を傾ける。頬に触れるアクアの髪が、なんだかくすぐったい。
「ずっとこんな時間が続いたらいいのに」
穏やかに流れる時間は、日々の多忙さを忘れさせてくれる。
「……アクアはこの体勢で疲れたりしないかしら?」
そう思ったら、なんだか気になってしまった。
起きる気配はないので、少しくらい体を動かしても大丈夫かもしれない。そう考えて、わたくしは少しだけアクアから距離を取ると……アクアもゆっくりこちらに倒れてきて、わたくしの膝に倒れ込んできた。
さすがに起きたのでは……と思ったけれど、アクアはまだ夢の中だ。
それどころか、無意識にわたくしのお腹に腕を回してきた。寝顔はなんだか幸せそうで、無意識のうちにアクアの頭へ手がのびる。
サラサラの髪をゆっくり撫でると、もっとというようにアクアの頭がわたくしのお腹あたりにぐりぐりしてきた。まるで猫みたいで、可愛らしい。
「寝ぼけてるのかしら」
いい子いい子と、アクアの髪を撫でる。
前髪を横に流すように指ですいていくと、おでこがあらわになった。普段は前髪で隠れているので、なんだか新鮮だ。
ときおり盛装時に前髪を横に流していることもあるけれど、普段以上に格好良くてドキドキしてしまっている。
飽きもせずに撫でていると、少しだけいたずら心が出てきてしまう。
「……ちょっとくらいなら、平気かしら」
アクアのサイドの髪に前髪を少しだけ巻き込むようにして、編み込みをしていく。
いつもフィリーネがわたくしにしてくれているのを見てるばっかりだったけれど、案外上手く編み込んでいくことができた。
編み込んだ髪を耳の後ろに流してみれば、いつもと違うタイプの格好良さに思わずときめいてしまう。
「なんだか、いけない領域に踏み込んでしまった気がするわ」
さすがに癖がついたらいけないので、少し眺めてから編み込みをほどいた。
そのまましばらく頭を撫でて、もしまたこんな状況があったらもう一度チャレンジしてもいいかしら? なんて考えてしまった。
その後はゆっくりした時間を過ごしているうちにわたくしも寝てしまって、起きたらアクアに膝枕をされていてとても驚いた。
ということで、アニメが本日最終回です。
小話もう少し投稿したかったのですが、多忙やらなんやらで力尽きましたすまぬ。
23時~のアニメと、配信と、たくさん楽しんでいただけたら嬉しいです。




