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萌咲の恋心②

最近は萌咲も七瀬ちゃんもお仕事が減ってきた。

希夏ちゃんが亡くなってから半年経ったけど、ショックが大きくてなかなか仕事に戻れないだろうってことでお仕事少なくしてもらった。


正直萌咲も混乱したから、まだお仕事完璧に出来る状態ではないし…。

七瀬ちゃんもきっと同じだと思う。


「……しょーくんもきっと、ショックだったよね。」

好きな人、だったもんね。彼女だったもんね。

萌咲は何も出来ないや。



萌咲はそのまま眠りについた。








────えちゃん……


ん?誰か萌咲を呼んでる?


────えちゃん


この声は……七瀬ちゃん?


─萌咲ちゃん、こっちへ来て。


七瀬ちゃん?どこに連れていくの、?


─萌咲ちゃんこの人が誰だか分かる?


……あの人……しょーくん……!?




───久しぶり、萌咲






「しょーくんっ!!!!」

慌てて飛び起きると七瀬ちゃんが隣にいた。


「萌咲ちゃん…?大丈夫……?」

七瀬ちゃんは凄く驚いていた。


「……そうだ、萌咲……寝てたんだ。」


「汗、すごいよ?何か悪い夢でも見たの?」


「……七瀬ちゃんに手を引かれて行ったら、好きな人が居たの。」


「え……?」


「うぅ……しょーくん……会いたいよぉ……」

あまりの辛さに泣き出してしまった。


「……」

七瀬ちゃんは萌咲の手を取り、保健室から飛び出した。





「七瀬ちゃん!?」

空いてる教室の中に入り、鍵を閉めた。


「な、なせちゃん?どうしたの……?」


「萌咲ちゃん」

七瀬ちゃんの目はいつもよりも真剣で少し怖かった。


「もう一回、呼んで?」

1歩ずつ七瀬ちゃんが近寄ってくる。


「七瀬ちゃん……?」

七瀬ちゃんにゆっくりと抱き締められる。

涙がさらに溢れてくる。




───「ごめんな、萌咲……」

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