萌咲の恋心
しょーくんが学校を辞めた。
それと同時に連絡も付かなくなった。
「萌咲ちゃん?大丈夫?」
しょーくんが学校を辞めてしばらくした後に七瀬ちゃんが転校してきた。
「あ、のね。好きな人と連絡取れなくて……」
「そう、それは辛いわね……」
「萌咲のこと…嫌いなのかも……」
しょーくんと最後に会ったのは病院の霊安室。
希夏ちゃんを殺した人の部屋に行ったっきり会わなくなった。
「うぅ……しょーくん……」
しょーくんとはキスもエッチもした。でも付き合ってるかと聞かれるとそれは分からない。
正式に『付き合おう』とはどちらも言っていないから。
「……ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゛」
「うぅ……七瀬ちゃん〜……」
「大丈夫よ、私がいるから。」
七瀬ちゃんはお仕事でも、学校でも一緒に居てくれる。
「ありがとう……」
「萌咲ちゃんがお仕事頑張ってたら、見つけてくれるかも知れないよ?」
「……確かにあまりテレビとか見ないって言ってたから……萌咲が頑張ってれば友達とかから教えて貰えるかも!」
「そうね、そうと分かったら頑張らなくっちゃ!」
「うん!ありがと、七瀬ちゃん!」
七瀬ちゃんとしょーくんの成績は大体同じくらいだった。
何か、七瀬ちゃんといると落ち着く……
《ドキッ 》
「あ、れ、?」
何かがおかしい。七瀬ちゃんといると胸がドキドキする。
「でも、萌咲も七瀬ちゃんも女の子だよ?」
女の子にドキドキするの?
萌咲はしょーくんが好きなんだよ……?
「もーえーちゃん」
後ろから突然七瀬ちゃんが飛びついてきた。
「あ、う、七瀬ちゃん……」
「どうしたの?顔真っ赤よ?」
うう……心臓の音七瀬ちゃんに聞かれませんよーに!
何でこんなにもドキドキしてるんだろう。
萌咲は、しょーくんが好きなのに。
七瀬ちゃんといるとドキドキするから保健室で休ませてもらっていた。
「……はぁ……」
しょーくんにメールを送ってみる。
当然戻ってきてしまう。
「……しょーくん……」
しょーくんに電話をかけてみる。
当然繋がらない。
「萌咲…苦しくて死んじゃうよ……」
日に日にしょーくんに対する気持ちが強くなっていたのに。
今は七瀬ちゃんにドキドキしてて……
萌咲は最低な人だな。




