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萌咲と希夏

次の日の放課後も一緒に事務所まで行こうとしていた。

正門の前に誰か居るらしくたくさんの人が集まっていた。


「誰かいるのかな?」


「かもな。男子が多いから女子なのかね?」

気にせず正門の方に向かうと1人の女の子がいた。

制服が違ったから他校なのはすぐに分かった。


「まぁ、いーや。萌咲行こうぜ」

気にせず行こうとした。


「翔太……!!」

突然後ろから声をかけられた。

聞き覚えのある声だった。少し声は枯れていたけど。


後ろを向くと希夏がいた。

「……希夏」


「翔太……ごめんね……昨日は……でも翔太が好き……」

そう言われ抱きついてきた。


「ちょっと、しょーくんは萌咲のなの。どいてよ。」

萌咲が怒り気味で希夏に声をかけた。


「あんたは…MOE……」


「ノノカちゃんは男の子なら誰でもいいんでしょ!萌咲知ってるんだから。」


「はぁ!?あんた何がわかるって言うのよ!」


「ノノカちゃんのスキャンダル全部知ってるんだから。体とお金目当てでしょ!」


「失礼な女ね!最近売れるようになったからって!」


「スキャンダルばっか起こしてるから人気なくなったんでしょー!」


「うっさいわね!イケメンに目がないだけよ!」


「それを男好きってゆーの!」

2人は一斉に俺を見た。


「しょーくん」

「翔太」


『どっちが好きなの!?』

……あれこれ夢で見たよーな……?


「俺は……」

こんな所で言ってしまっていいのか。

希夏も萌咲もモデルやってることをみんな知っている。

ただでさえ2人がいるせいでうちの学校の生徒が周りを囲んでいるって言うのに……


「……」



「おーしーのーくーんー!!!」

突然近くに止まっていた車から名前を呼ばれた。

顔を上げると川上さんだった。


「もう小篠くん何回も電話したんだよ!?」


「川上さん……」


「あ、MOEさんにノノカさんも。お2人揃ってどうしたんですか。あ、もうこんな時間。3人とも車乗って、事務所まで送っていきます。」

そう言って俺らは車に乗った。


「あの……貴方は?」

希夏が恐る恐る川上さんに声をかけた。


「あ、僕佐藤七瀬のマネージャーの川上です。小篠くんの……幼なじみでして。ね、小篠くん」


「え、あ、あぁそう。幼なじみなんだ。」


「そう。ちなみに今日七瀬さんはお仕事ですか?」


「うん。七瀬がいつもの時間に来ないから迎えいこうと思ったら3人にあったもので。」


「それって、七瀬さん大丈夫なんですか……?」

萌咲も恐る恐る声をかける。


「ん?あぁ、連絡きてもう事務所にいるってから大丈夫だよ。」

……………だから佐藤七瀬は今ここにいます( 'ω')






事務所につき、2人は車から降りた。

「さて小篠くんお仕事だよ。」


「┐(´△`)┌ ヘイヘイ」


「あんな所で何してたのさ」


「希夏が待ち伏せしてた」


「からの言い合いになったと。」


「そうそう。」


「お疲れさま。ナイス僕だね!」


「ほんとな。ありがと」

川上さんのおかげで何とかなったけど……。

希夏と萌咲は顔合わせちゃダメな気がする……。


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