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離婚物語  作者: ハロ
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1話 ありがとうの一言は大切だと思う

「離婚するわ」


遂にこの日が来たか。

僕はヤツの口から、言わせる事が出来た。


少し遡る。


子供2人を連れて、沖縄から帰宅した。

僕のお母さんの還暦祝いで、沖縄に旅行していたのだ。ヤツは頑なに拒んで、1人残った。なので、子供2人を連れて、初めての飛行機に挑戦したのだ!


妹の旦那に手配して貰った切符で、飛行機に乗ったが、離陸して、安定高度まで上がれば、新幹線よりも揺れない。帰りは、酔い止めを飲んだので、快適だった。

離陸と、着陸だけは凄く揺れる。特急ソニックと変わらないかもしれない。行きは、着陸する時に寝ていたから、着陸した瞬間、「うわ!落ちたか!?」と慌てるが、事を何も得なかった。

それを妹や姉に言ったら、凄く笑われたのが良い思い出となる。


「お土産を渡しなさい」

「「はーい」」


二人は、那覇空港で購入したキーホルダーを、ヤツに渡す。ありがとうの一言もねーのかよ!と思うが、スルーした。疲れたので、ビールを2本飲む。アテは大量に買ったお菓子がある。残飯処理は僕の担当だからな。


ご飯を2つよそい、子供達に渡す。正月用に買った残りのハムと、蒲鉾を切って机に乗せた。それを一緒に食べる。


お風呂を子供に洗って貰い、湯船に浸かった。僕は感謝を忘れない。なので、「毎回洗ってくれたお陰で、お風呂に入れる」と言う。嬉しそうに笑うのが、堪らない。

上の息子は、ヤツに虐げられているから、本当に可哀想である。下の娘は溺愛なんだから、困ったモンだ。


4日も時間があって、暇だったのか、フローリングの床は掃除されている。だが、机は相変わらずピラミッドを形成していた。1つ取れば雪崩が発生するだろう。ジェンガかよ!とツッコミは無しでお願いしたい。


二階に登って、通路を見る。

やはり荷物でいっぱいだ。部屋を覗く。いや、覗く必要等無い。扉が閉まらないからだ。荷物で溢れ、閉められないが正しい。足の踏み場とか良く言うが、そんな安直な事だは無い。聳えたっている荷物、それを横に向いて避ける必要がある。勿論、足の踏み場等無い。

この光景を見たら、絶望しか連想出来ない事態に陥っている。もうそろそろ引っ越しなんだか、これどうするんだろう?

棚上げするしか出来ない。


寝室は、相変わらず、24時間、365日、敷きっぱなしだ。25日のクリスマスに布団や全てを、僕が1人で洗った。まぁ、洗濯機にぶちこみ、ウォッシュハウスを行ったり来たりするだけだが。7時間かけて、漸く終わりを迎えたのを思い出す。


疲れたので、子供を寝かし付け、その日は終わった。夜間逆転しているヤツには、無理な事である。






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