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それから後のことについては、少々蛇足になる。
結局、両家の争いを和解に導いたとしておれの追放処分は取り消された。
そして今、おれはモンタギューの名を継ぎ、キャピレットの名はしばし空白となっている。いずれはおれたちの子供たちの中の誰かが、モンタギューとキャピレット、いずれかの名を継いでくれることだろう。だが、それはまだ、先の話だ。
ああ、そういえば、面白い話が一つ残っていた。
おれたちの婚礼が終わってしばらくして、どこかの国の宮廷劇作家がこのヴェローナにやって来た。彼はこの街のいがみ合っていた二つの旧家が、結婚よって結びついたと聞き、その話を戯曲にまとめたいと言ってきたのだ。
だが、おれたちの話を聞くと、少し話を変えて悲劇にしたいと言い出した。まあ、反対する理由もないので許可したら、見事におれたちはすれ違いで死んでしまう結末になっていた。しかも、それが国に帰ったら絶賛の嵐、女王陛下まで涙されたと言う。
それが、「世に数ある物語の中で、ひときわ哀れを誘う恋物語」と賞賛される、ロミオとジュリエットの恋物語。
いったい、どこの誰の話だろうね?




