↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凡人でもできる現代ファンタジー攻略法  作者: 夜鐘
第二章 スケルトンダンジョン攻略 後編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

65/84

リザルト


 よしっっっ!!

 ついに五層目の敵、一体目撃破!!


 立ちふさがる困難を文明の力(花火大会in墓場)で打ち倒しました!名誉長崎県民です。



 なんとか五層目の敵を倒すことができた!

 まあ、一番倒しやすそうな個体だったけれども。



 浮かれそうなところで、一旦状況を整理しよう。


・現在の目標はスケルトンダンジョン五層目の攻略。そしてそのためのボス討伐。

だが、何故かボスの部屋に続く扉が開かない。


なので今は


・鍵を探しつつボス戦に使えるアイテムを回収。

・回収のために五層目のスケルトンを倒す必要あり。

 

という現状だ。

 問題はそのスケルトン相手に勝ち目がないということ。

 この膠着を打破するために考えたのが、相手の感知能力を誤魔化す作戦だ。特に目を持たないスケルトンに特化した方法で。

 

 使用したのは夏休みにもかかわらず売れ残っていた花火。これで音と振動を誤魔化した。

 


 結果は――圧勝。

 


 花火が思っていた以上に効果的だったようで、剣士スケルトンは手前まで来た私に反応すらしていなかった。



 どうなるかと思った攻略作戦だったが、あっさりと敵に刃が届いてくれた。


 今回の戦いで、花火(騒音)で敵の感知能力を誤魔化せることが分かった。

 

 私の計画では、音で動きが多少鈍くなったり、攻撃だと勘違いして防御に回ってくれたらよいと考えていた。

 

 実際には、爆竹や動き回るねずみ花火が敵の攻撃をかなり引き付けてくれていた。

 その証拠に、地面にはスケルトンが花火を攻撃した痕跡が残っている。


・・・スケルトンって踏み付け攻撃とかするんだ。



 初撃のダメージが大きく、すんなりと倒せたのだが、スケルトン自体はかなりしぶとかった。聖属性の剣を突き刺した後にも関わらず、若干の抵抗があった。

 なんとなくだが、近接型のスケルトンは体力?耐久力?が高い気がする。

 


 さて、倒すことばかりに目が向いていたが、本題はボス部屋の鍵を見つけること。そして使えそうなアイテムを回収することだ。

 これまでに回収した五層目のアイテムは「使い方:不明」か戦闘では使えないタイプのものばかり。


 

 五層目は、中央のホールとそこから伸びる五本の放射状の通路から構成されている。

 そのうちの一本には、ボス部屋に続くと思われる扉。

 残りの四本の通路の最奥にはそれぞれスケルトンが配置されている。

 

 最奥をスケルトンが守るように配置されていたため、背後には扉を開くスイッチでもあるのかな?

 と考えていたのだが――


 そこにあったのは、それまでの通路にあったものと同じ「墓」だった。

・・・残念。まあ、とりあえず中身は確認させてもらおう。




 中に入っていたのは『義眼』だった。

 別にこれ自体は珍しくない。というのも、これまでの階層やこの五層目でも副葬品として『義手』や『義足』などをそれなりの頻度で回収していたからだ。

 ただ、今回の『義眼』は今までに見たこともないような精巧さを誇っている。

 表面上は普通の「目」にしか見えないが。隙間からは高度な設計回路が見える。

 

 ・・・やはり、この階層に埋葬された人々の文明は、かなり進んでいたようだ。

 

 この墓が、先ほど戦った剣士スケルトン本人のものかは分からない。

 が、この義眼を着けたままのスケルトンが相手だったら、今回の作戦は通用しなかっただろう。

 

 外して埋葬してくれた先人に、感謝だ。



 さて、墓を漁るのに夢中になって忘れていたのだが、スケルトンにもアイテムドロップはある。私のアイテムの入手手段が基本的に「墓荒らし」なので忘れがちだが、これは五層目の敵からの初ドロップだ。


 これまでに拾った副葬品は、どれも現状では使い道が限られるものばかりだった。

 敵から出るアイテムに、少しは期待させてもらおう!





 スケルトンが崩れ去ったその場に残されていたのは、錆びた短剣と、どこか見覚えのあるクレストのようなものだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。