第十六話 真っ直ぐな光
お待たせしました!お久しぶりです^^;
第十六話です
王は私の言葉で目の色を変える。
「提案、だと?」
「はい」
「…いいだろう。話してみよ」
「私はつい先ほどこの国に来たばかりです。
そんな私がいうのもなんですがこの国はおかしいです。街の雰囲気は重たくて人々はどこか怯えている」
頭の中に先ほどまでの光景が蘇る。
「…単刀直入にいいます。この国の王位を退いてください」
そう告げるリタの瞳には鋭く真っ直ぐな光が宿る。
リタと王、そしてラクノスの間にしばらく沈黙が続く。
最初に口を開いたのは王だった。
「ふ、フハハハハ!!!」
リタは不思議そうに王を見つめる。
一方ラクノスは王の様子に驚きを見せる。
彼がこんなに笑うのは初めて見たのだ。
「あの…」
「いや、すまんな。とんだ正直者が来たものだと思ってな」
「ありがとうございます?」
いや、褒めてないよ、とラクノスが心の中でツッコむ。
「こんな娘が来るとは思わなかったぞ。…だがその提案は飲めんがな」
「そう、ですよね」
当たり前だ。
すんなりとはいそうですか、と話を聞き入れてもらえるようなものでもないのだ。
でも…。
「申し訳ありませんが私も引き下がる訳にもいきません。…このまま苦しむ人々を見てるだけなんて嫌なんです」
相手は王。
権力を使われればどうなるかわからない。
そんな状況でここまで真っ直ぐなこの少女は何者なのだろう。
ラクノスは少しリタに興味を持ち始めていた。
お互い譲らない状態が続く。
そんな重たい空間に一人の兵士が駆け込む。
「謁見の最中申し訳ありません!」
何かあったのだろうか。
かなり焦っている様子だ。
「何事だ」
「街に突然大量の魔物が現れました。その数50余りです!」
「なんだって⁈」
「ラクノス、この国は魔物が出るの?」
「出たことなんてないよ。こんなことは初めてだ。ごめん、リタさん!僕は兵士達の元へ行くね!」
ラクノスは返事を待たずに走っていった。
王の方は先ほどの兵士に指示を出している。
兵士が走り去ると私に向き直る。
「すまんが今日の謁見は終わりだ。外は危険だから城に泊まるといいだろう」
まあ私は引き下がる訳もなく…。
「王様、私も魔物退治に参加させてください」
「…なんだと?」
あいにく私はか弱くはないので。
「黙って守られるのは嫌なんです」
そういうと王はまた笑い参加を許可してくれた。
一狩り行きますか。
なんてことを考えながら私は街へ急いだ。
度々投稿が遅れてすみませんorz
よければこれからも応援よろしくお願いします!
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