↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死ぬはずだった私の部屋に、美少年天使が住み着いた件  作者: 神北 緑


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/4

EP-1 突然

タイトルは似ていますが「死んだはずの俺は言われた。『あなたもその事故の原因です』」とは関係の無い別物です。

お間違いのないようにお願いいたします。


コンコンッ


「櫻来(さくらこ) 眞琴(まこと)さん?」


「はい……!」


「開けて!」


ドアスコープを覗いた私は、頭の中を???で囲まれた。


「開けて!!」


ガチャッ


思わず扉を開けてしまった……。


「だ、誰?」


その男子(こ)は構わず続ける。


「櫻来 眞琴さん。あなたの命は、あと三日で無くなります」


「…………???」


言葉の意味が理解できなかった。


「僕はその三日間を付き添います」


「……はあっ???」


「だから中へ入れて」


その男子(こ)はお構いなしに部屋へ入ろうとした。


「ちょ、ちょっと!」


「何やってんの、あなた!!」


私は慌ててそれを拒否した。


「なんで~!」


「眞琴さん、誰とも住んでないし、友達もいないじゃん」


「ぐっ!!」


なんて痛いところを突いてくるんだ、こいつ!


「と、とにかく、その手の類は結構です! 間に合ってます!」


「え~」


「え~じゃない!」


「あと三日しかないのに」


「だから何なのよ!」


「死ぬんだよ?」


「急にそんなこと言われて信じる人がどこにいるの!?」


私はそう言って、勢いよく扉を閉めた。


バタンッ


心臓が破裂しそうなことに、今さら気が付いた。


なんなの、あの子。


いきなり現れたと思ったら、


あと三日で死ぬ?


付き添う?


中へ入れろ?


意味が分からない。


その瞬間。


ドサッ


扉の向こうで何かが倒れる音がした。


「!?」


私は再びドアスコープを覗いた。


さっきの男子(こ)は見えない。


ガチャッ


恐る恐る、私はもう一度扉を開けた。


「えっ!?」


さっきの男子(こ)が、扉の下で倒れていた。


「き、君、大丈夫?」


「どうかしたの?」


私は声を掛けながら背中をさすった。


息はしている。


しばらくして、かすかな声が返ってきた。


「お……お腹……空いた……」


子猫の鳴き声みたいに聞こえた。


……いや。


どこの誰かは知らないけど、


変な子なのは間違いなかった。




挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。