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 それで結局のところ、僕達はどう行動すれば良いのだろう。関西。僕には関係のない都市。

 けれどここに来て全く動かない訳にはいかない。

 どう動くにしても、僕達は相原の手のひらの上で転がされそうだ。

「関西、どうします? どうする、とは言っても、そもそも、恐らく行けませんが」

 電車も高速道路も、大抵は、もう運転見合わせや、通行止めになっていない。絶対に行けない、という訳ではなさそうなのだが……。

「どうしてだ?」と高橋さん。

「そう、ですね……」

 ナナはゆっくり目を伏せる。

「テレビ、つけてください」

 ナナはテレビを指差した。

 僕は指示通りにテレビをつける。

 さっきと同じテレビ局の番組がまだ続いていて、今は丁度CM明けのようだった。まだ事件の話をしていた。

「ナナ、急にどうしたんだ?」

 明さんも同じ疑問を覚えたようでナナにそう質問する。

「まあ、見ていてください」

 何を見せたいのだろう。そう思った数秒後、速報が入った。「嘘だろ」。ナナ以外の全員が表情を強ばらせそう思ったに違いない。

「遅かったか……」

「呑気に茶飲むなって訳か」

 明さんと高橋さんが口々にそう言う。

 ニュース番組が伝える速報は、大阪、つまり関西の方に殺人機械が出たというものだった。

「どうすればいいんだ」

 高橋さんは頭を抱える。

「相原、止めますか?」

 ナナがどういう意図かそんな質問をする。

「当然だ」

「もちろん」

「…………うん」

 高橋さん、明さん、堀がそれぞれそう口にした。

 堀はそれほど乗り気には思えなかったが、それも仕方ないだろう。父親は無理矢理自分を連れてほかの時代へ行こうとしているんだから。極力会いたくはないはずだ。

「どうやって止めるんですか?」

 僕はそう訊いた。

 関西でもう事件が始まってしまっては、もう向かうのは困難だろうし、第一、相原の居場所だって不明だ。

「そう、ですね。私が関西(あっち)に行くことが出来るのならば、機械を集めてからどさくさに紛れて自爆すれば一発だと思うのですが」

 冗談か本気か知れないが、ナナの身を犠牲にはしないで欲しい。

「悪い冗談はよせ。まあそれはそれとして、ナナか堀、相原の行動について何か知らないか」

「私、実果さんと銃を交換したじゃないですか。私の持っていた銃はGPSが入っているんです。米山が入れてね。だから、そこから色々と辿ってはいるんですけど…………」

 ナナが顔をしかめて唸っている。

「ダメですね」

「あ、待って! そのことだけど」と堀。何か思い出したようで手を叩く。

「昨日さ、夕飯食べてる時、お父さんがずっと理想について話すわけ。んでね、ひとつ言ってたのが、実果さんを有効的に使うってことで、だからその、実果さんは、もう、こっちの味方にならないっぽくて……」

 段々と弱々しい声になっていく。

「そうですか。それは仕方ないですね」

「それで、私、そのとき言われたんだけど、もっと早くに言えばよかったね、明日関西の方に連れていかれるらしい」

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