目次 次へ 1/10 1 夢 てんてん、と 切り離されて 解放されて 転がる首を見たいから、 わたしの首を切り落として わたしの、首、を ぽふん、布団の上から胸元に何かが落下した重さと顔に髪が被さった感覚。 ガバッ、と起き上がった。 布団の上には何もない。 落ち着かない眼球で手狭な自分の部屋を見渡す。 いつも通り、普段通り。 変な夢以外は怪しげなことは存在しない、平坦な現実感をしっかり視認してから、頭をかきむしる。 ──三日目やぞ、これ。 俺、呪われてんの?