表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
曲がり角の向こうに君が居てくれた  作者: 湖灯


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/106

呪縛⑥

 得意げに話していると山岡沙希が


「それって、もしかして『おたくの恋の物語』じゃない?」


 と、口を挟み、ドキッとした。


 確かに今話した内容は『おたくの恋の物語』の一場面をそのまま引用したものだが、合同デートと言う設定なんて結構良く出てくる話。


 それを何故、スポーツおたくの山岡沙希が知っているのだ?


 森村直美が


「ベタだけど良いんじゃない」


 と俺の提案に同意すると


「ベタって言うのは定番って事でしょ。"ていばん"には、それなりの理由があるんだよ」


 と落ち着いた口調で鈴木麻衣子が言うと、山岡沙希も


「いいんじゃない、私もあの小説好きだし」


 と女子三人は直ぐに賛成の意思表示をしたが男子の方は、三木も本田もグズグズしてナカナカ決められないでいて、森村直美がその態度に苛立ち


「早く決めなよ、全く決断力がないよね」


 って言ったものだから、三木がまた反論のつもりで


「小説やテレビドラマの真似をしたって旨くいくとは限らないだろ」


 と言うと、森村直美はすかさず、頭で考える事ばかり重んじる三木の態度をなじり、三木は、しゅんとして渋々同意した。


「本田君は?」


 本田を覗き込むように鈴木麻衣子が少し悪戯っぽい笑顔で聞くと本多は少し照れて


「べ・別に俺は、いいよ。それで」


 と賛成した。


 これで関係者……いや、野次馬全員の意見がまとまったわけだが、あとは決行日。


 これは三木の提案でテスト明けの休日が一番開放的になれて良いのではないかと言う事で、この日を決行日とした。


 場所と、その他に決めておかないといけない事を考えようと思ったが、ここで昼休み終了を告げるチャイムが鳴り詳細はまた後で考える事になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ