表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワンダーランド・ボーイ  作者: 櫻木サヱ
白兎に出逢う日

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/31

Moonlight Determination ☪︎*。꙳

月明かりの下、アレンは小川のほとりに立っていた。

水面に映る自分の姿は、どこか現実と違うようで、でも確かに自分だった。

胸の奥には、ホワイトとチェシャ――二人への想いが交錯している。


「アレン、どうした?」

ホワイトが優しく声をかける。

肩に手を置くその温もりに、アレンは少し勇気をもらった。


「俺……まだ迷ってる。どっちを……」

「迷うのは当然さ」

チェシャが小川の反対側から笑う。

「でも、焦ることはないぜ、鍵くん」


アレンは深呼吸した。

この世界で、初めて自分が選べること――

それが怖くもあり、嬉しくもあった。


「……俺、ホワイトの側にいる。けど……」

「けど?」

「チェシャとも、ちゃんと向き合いたい」


チェシャは少し驚いたように目を見開くが、すぐににやりと笑った。

「ふふ、それでいいぜ、鍵くん。楽しませてもらうからな」


ホワイトは微笑みながら、アレンの手をぎゅっと握った。

「ありがとう、アレン。君が決めた道なら、僕はずっと一緒にいる」


胸の奥がじんわり熱くなる。

怖さも、ドキドキも、甘さも、全部一緒に感じられる――

この瞬間、アレンは自分の決意を少しだけ固めた。


森の向こうでは、チェシャがふわりと光の舞を描き、

不思議な森の夜は、甘く、少し危うく、でも確かに温かかった。


「さあ、ワンダーランドの本当の冒険は、これからだ」

ホワイトの囁きに、アレンは小さく頷く。

「うん……行こう」


月明かりが二人を照らす中、夜の世界は静かに、しかし確かに動き出した。

ホワイトとチェシャ、そしてアレン――

三人の物語は、ここからじれじれ甘く、不思議な展開へと続いていく――。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ