26.エピローグ
本日2話同時投稿しておりますので、最新話に飛んできた方はご注意ください。
この世界は男神プロメイティアと女神アルティアナの2柱によって作られた。
アルティアナは自身の姿そっくりに人間を作り愛した。
プロメイティアは人間に可愛がってもらう存在として動物達を作った。
ここまでは順調だった。
かよわき人間を守るために、プロメイティアは強き魔物を作った。
魔物は人間を守り、人間は魔物を可愛がる。
それがプロメイティアの理想の世界であった。
しかし、それがアルティアナには気に入らなかった。
人間が例え弱くとも自分達の力で生きてほしかったのだ。
魔物に愛情を注ぐプロメイティアに嫉妬していたのかもしれない。
こうして2柱の神は対立し、人間と魔物が対立する世界となった。
もっとも敵意を持っていたのはアルティアナと人間側だけであったが……。
言ってしまえば神様の夫婦げんかに人間と魔物は巻き込まれたのだ。
対立から1000年が過ぎ、人間側が遥かに有利な状況となった。
異世界から勇者を召喚する技術を人間は手に入れた。
これにより魔物が世界から駆逐されるのは時間の問題だった。
それをぶち壊しにしたのは1人の勇者だ。
こともあろうに勇者を召喚するための装置を破壊したのだ。
同じものを作るには200年はかかるだろう。
だから200年ほど平和な期間を作ったとも言える。
その勇者とはもちろんあたしのことだ。
神殿を破壊した後人間の手によって殺されてしまった。
ここは天国……ではなく魔物たちが北の地に構えている城だ。
あたしは確かに死んだはずなんだけど……こうして生きている。
死んだ魔物が生き返るのと同じように生き返ったのだ。
あたしも魔物になった?
というわけではなくおそらくプロメイティア様が助けてくれたんだろう。
今のあたしの状態は単なる人間とほぼ同じだ。
召喚や合体の能力は失っていないようだけど、それを使うための魔力もない。
みんなが魔力を分けてくれたりもするんだけど、どうも死んだ影響か魔力がそんなたまらないらしい。
時間がたてば少しずつ増えるみたいだけど、以前のように大活躍はできない。
つまり、この世界を変える力がもうないってことだ。
あたしにできることは、このお城にいる魔物たちを幸せにすることだけだ。
あたしの寿命尽きるまで、モン娘たちと過ごすんだ。
もしかしたらその間にいい方法が見つかるかもしれないしね。
あたしとしては、プロメイティアがアルティアナを無理矢理引っ張ってどこか違う世界へ駆け落ちでもしたらいいのにと思っている。
そしたらあとは何とでもなりそうな気がする。
というわけでプロメイティア様がんばれー。
では……今日もあたしの可愛いモン娘達に会いに行くとしようかな。
打ち切りエンドのようになってしまいましたが、これで終わりとさせていただきます。ここまで読んでいただきありがとうございました。




