登場人物のまとめ
●近白音子:人間(アタラクシアの王)
本作の主人公。通称ネコ。
少女。第一部の時の年齢は10歳。
生まれつき時空間跳躍という超能力を有している。
サクラの手によって地球からアタラクシアへ迎え入れられた。
アタラクシアの王であり、長じれば神を超える力を手にすることが決まっている特別な少女。
黒髪黒瞳。
白ワンピースに兎の缶バッジがついた麦わら帽子、大きな旅行鞄が定番の格好。
●ウサギ:神的存在(邪神?)
ネコの最初の友達。
十代半ばほどの年頃に見える少女。
白に近い銀髪のショートカット、捻くれたふたつの黒角、真っ赤な瞳。
ファンシーな兎のワッペンを胸につけた白のタンクトップ、黒のショートパンツというのが定番の格好。
黒い翼を生やすことができる。
ネコを溺愛している。
●サクラ:神的存在(地神)
ネコをアタラクシアへ連れてきた、保護者的存在。
姉や母のような立場の女性。
地面につきそうなほど長い黄金の髪に瞳。
白地に桜の花の模様が描かれた着物、下駄、真っ赤な和傘というのが外出するときの定番の格好。
なお、髪の毛は伸縮自在の上、まるで意思があるかのように動く。
ネコを溺愛している。
●ミヤルラヘイオン:眷属(精霊神製)
ネコの屋敷に住み着くことになった精霊神の眷属。無性。
通称、ミャーくん。
基本的に強いものには媚びて弱い者には偉ぶる、小物じみた性格をしている。いわゆるひとつの下衆である。
虹色の髪に、腐ったドブ川のような瞳。二頭身に短な手足。背中にはちょこんと小さな羽根がくっついている。
裸にオーバオール一枚で野を駆け巡る。
ネコに溺愛されている。
●ポチ:???(仮想生命体)
茶色の大きな旅行鞄。《世界喰い》。
自立思考を有したもの。ヰ翁によれば魂がない存在。
ペット枠。
内部は異空間になっており、あらゆるものをほぼ無制限に収納できる。
時を止めて永久保存も可能。さらに取り込んだものを問答無用で消滅させることもできる。
とんでもなく頑丈なので盾にもできるし、空を飛ぶことだってできる。
ネコに可愛がられている。
●ヰ翁:???(来訪者)
天上世界において唯一の住人ではない外世界の存在。
時折ふらっとやってきてはふらっと去っていく。
一言で表せばおじいちゃん。
逆立った白髪、髭。鋭い目つき。口にはキセル。
和服の上に黒い革製のケープ(マント)を羽織っている。
●イツキ:神的存在(星神樹)
アタラクシアにおける最古の神木。その化身。
ネコは彼と呼ぶが、正確には無性。
ネコを母と呼び、慕う。
緑色のふわふわの髪の毛に、枯れ木のような茶褐色の瞳。
身体は半透明のふわふわとした羽衣で幾重にも包まれている。
ネコを溺愛している。
●オトヨ:神的存在(農耕神)
アタラクシアにおける大規模農場の主。
緑色の短髪に瞳。オレンジ色のツナギを腰で巻いて、上は白シャツ一枚というのが定番の格好。
眷属に眷属ちゃん(二頭身、短い手足、デニム生地のズボンに白シャツ、黒の前掛けエプロン)がいる。
ネコを可愛がっている。
●ルーナ:神的存在(月神)
アタラクシアにおける月そのものであり、化身。
黒と金の入り混じった不思議な色合いの長髪に白銀の瞳。裸族。
基本的に天然気質でゆるい性格をしている。
いたずら好き。
●???:神的存在(神竜)
漆黒の竜。
岩と鉱物ばかりの《鋼竜山脈》を棲家としている。
周囲の迷惑も考えず、常に純白の竜と争っている。
●???:神的存在(神竜)
純白の竜。
豊かな緑に覆われて山頂には雪が積もっている《竜珠山脈》を棲家としている。
周囲の迷惑も考えず、常に漆黒の竜と争っている。
●???:神的存在(水神)
空飛ぶクジラ。
アタラクシアにおける二大水源のひとつ。
ネコの来訪を喜んでいる。
●セイ:神的存在(精霊神)
アタラクシアにおける二大水源のひとつ。
ミヤルラヘイオンの母的存在でもある。
ダメンズ好き。
●???:神的存在(獣神)
アタラクシアにおける放牧場の主。
人型の犬か狼のような外見をしている。気さくな人柄。
●???:神的存在(???)
アタラクシアにおける図書施設《叡智の塔》の管理者。
黒いローブに身を包んだ骸骨。
知的で紳士的な性格をしている。
●???:神的存在(悪魔?)
ネコに悪夢を見せ、それによって発生した負の感情を食べた存在。
本人曰く「つまみ食い」。
悪気はなかったらしい。