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ギフトを貰ったのでダンジョンに行きます。  作者: suzuukii013
第1章

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99/99

サバンナ地方

 相変わらず36層を徘徊してます。

出てくる敵が基本弱めの外周部で活動しながら北エリアの湿地帯から東エリアのサバンナ地帯にやって来ました。酷暑だったり水蒸気の中だったりした環境に比べるとサバンナの環境でも快適に感じてしまいます・・・



 周囲を軽く索敵しただけで集団行動してるグループが複数ヒットしましたが目視でも確認できる草食動物の群れでした。


ア「右の方はシマウマさんの集団ですね」

ユ「左の方には立派なツノがある牛っぽい集団」


 草が多めに生えてる周辺にシマウマの群れが居て、池の様な沼の様な水辺に水牛の群れが居ます。 


エ「やはり動物園のと比べて倍以上も体が大きくなってるんですね」

マ「見た目が同じでも魔物だからね〜」


 現地の野生動物を参考にしている、との事なので遠目には普通に見えていますが、実際には巨大化に強靭な体へと改造されてます。


ヒ『このエリアの敵は基本的に多数を相手にする事が多くなります。単独の奴を狙っても肉食動物が横槍を入れてきてリンク状態になってーの追加が沢山入ります。魔物連中は見た目通りフィジカルにステータス全振りの脳筋がとっても多いですよ』

マ「小さい動物な魔物も多く生息して居ます。それらは基本的に隠れて居ますがとっても素早い癖に、強い毒とか強力な魔法で加害してくるのでコチラも注意が必要です」


カ「このエリアも面倒な敵ばっかりなのかよ」

ヒ『今いる外周部は比較的弱めな敵になってるから、慣らしながら強い敵が出る中央に向かって、次の階層入り口を探す感じでやってくって方針です』


 群れてる草食動物は警戒範囲がかなり広く逃げ足も速いので見付かってしまったら近付く事が出来ません。コチラも風向きにも注意し隠密行動を徹底する必要があるのですけど。


カ「あの水牛のお肉が美味しいんだろ、狩ろうぜ」

ヒ『水牛の群れを狙うなら外周部に隠れ潜んでる肉食動物から対処する必要があるのですが~』

ア「風下側に犬のような猫っぽいのが草の中とかに結構潜伏してますね」

エ「犬猫っぽいのはハイエナだと思いますよ」

マ「上空の大っきな鳥も急降下でお肉掻っ攫って逃げるから警戒していてね」


◇◇◇


ユ「何だかボク達見られてるよね」

ヒ『草食動物の警戒能力は結構スゴイのですよ、奴らには余裕で見つかって警戒されてるから近付くと速攻で逃げられるよ』

カ「野生の牛肉食べ放題が出来ないのか」


ヒ『上手に狩りをするには奴らに見付かるとダメなので常に隠密行動して下さいな。それとグロ注意な解体技術持って無いから食材の現地調達は無理だぞ』

カ「いっぱい収集すれば多くお裾分けが回って来るだろ」

マ「卸先がゆるい学内から管理のしっかりした研究所に変更になったから、その辺どーなるだろーね〜」

 責任者が教授の時点で今まで通りのゆる~い体制になると思うんですが



 草食動物の狩りですが、隠密が下手なカズを囮に使って追い出し猟みたいにして罠に嵌めようとも思いはしましたが、この広大な地形では勢子の頭数も足りて居らず狙ったところに誘導は無理ですし、やっても四方八方に散らばるだけになってしまいます。さらに潜んです肉食動物に逆に襲われてしまう状況にもなりそうなんですよね。


ヒ『ちなみに水牛のドロップ品はA5和牛のステーキ肉500gです』

ユ「何で高級和牛になるんだよ!」

ヒ『さらにシマウマの方は馬刺しでは無く桜餅1kgです』


マ「それらドロップ品を放置してると湧いてきたハイエナとかの魔物連中に食べられてしまうので回収は迅速にお願いします、魔石も放置してると食べられちゃうんですけどね」

ヒ『魔物が魔石を食べてパワーアップとかは無いって話です』


ア「魔法を使って安全に遠距離で倒すと実入りが少なくなるんですね」

マ「ハイエナ達のハイエナ行為がものすっごく多いと報告を受けてます」

ア「本場のハイエナ行為wを観る事が出来るんですね」


 そんな感じなので難易度高い草食動物を狩るより外周部の好戦的な肉食動物を相手に経験値を稼いでLvを上げて行く方針になりました。このエリアのLv上限まで上がったら美味しいお肉の狩りに移行する予定で納得させてます。



ヒ『正面側の草むらにハイエナ?が2匹隠れてるから、ソイツから狩るぞ』

マ「他のがリンクして来るから周辺警戒はしっかりだよ」

 

 草むらに火球を投げ込んだら2匹のハイエナが飛び出して急接近して来たので1匹はカズに任せます。自分に向かって来たハイエナの、その足元に向かって火球をぶつけたら狙い通りのジャンプ回避してくれたので、進路変更できない空中にいる間に火魔法を付与した刀で切断処理。

 もう1匹はカズの大盾に動きを止められた隙にアヤの槍が刺さってマコさんの大剣で頭を割られ、こちらも危なげなく処理完了。

 

ユ「正面側追加3匹に背後からもたくさん来てるぞ」

ヒ『背後のを担当するから他のは任せます』

自分は背後の敵対応で緊急離脱します。


ア「右側の奥からも3匹来てますから倒して来ますね」

ユ「追加で左側からも4匹来てる」


マ「後方はヒロ君が右側はアヤちゃんが抑えてくれるから、私達は正面と左側をまとめて相手するよ」


 統率が取れた行動で襲って来てるけど司令塔な群れのボスが見当たりません。一回り大きな体躯をしていて毛色とかも若干の差があるソイツを落とせば難易度が落ちるので優先目標にしてるのですが、落ち着いて索敵してる余裕も無いので見つけ出せない状況です。


 後方から表れた4匹のハイエナですが動物園の虎とかライオン程度に大きくなって動きも素早くなっては居ましたがソレだけですので、噛みつきと爪に注意すれば対処は簡単でした。サクッと炎の刀で切り裂いて終わらせました。刀を使ったコチラの方がリーチも長く間合いが広いので結構余裕でした。アヤの方も簡単に槍を突き刺し処理してました。

 正面側には仲間を盾にした群れのボスも戦闘に参加して組織的な動きをしていたのですが、魔法少女に変身したユイの理不尽な攻撃でそのボスが落ちてしまい、突撃して来るだけの行動になって怪我もなく戦闘終了しました。ドロップ品は謎の骨付きマンガ肉と魔石でした。


ア「ドロップ品が何個か奪われ食べられちゃいました」

マ「ひと口でゴックンだから狙われたら無理だよね〜」

ユ「顔の大きさな肉を丸呑みってオカシイだろ」

ア「しかも骨が出っ張ってますから喉に引っ掛かりそうですけど」


 ハイエナの集団と戦ってた間に水牛さん達は遠くに移動して距離を取られました。コレを狩るのは無理っぽく感じます。


カ「水牛は逃げ足速え〜」

ヒ『アレを狙ってるのはハイエナだけじゃ無いからな』

マ「中心部に向かうとライオンとかヒョウにチーター辺りも相手する事になるよ」

ヒ『この階層はLv1だけど次の階層はLv2になっててクソ強くなるって話だ』


 ドロップ品を回収していたら次の敵です。

ユ「土煙がコッチの方に向かって来てるぞ」

マ「暴走してるのはイボイノシシの集団かな」

ヒ『アレはトンカツにも使える豚肉の塊をドロップしてくれるぞ』

カ「それなら逃げる訳には行かね〜な」


ユ「ハイエナの気配もしてるぞ」

ヒ『その気配はジャッカルやリカオンと思われ』

エ「集団で狩りをする狼や狐に近い種です」


マ「イノシシを迎え撃つからね、乱戦になりそうだから周辺確認をしっかりね」


 一息入れる間も無く戦闘状態に入ります。忙しいですよって。

 イボイノシシは軽バン程の大きさで、10匹程の集団が爆走しながら突っ込んで来てます。


マ「アレに力比べとかやんないでよ、カズ君」

ヒ『ヤルなら1対1の状況の時にやってくれ』

カ「なら場を作ってくれw」

ユ「もう、面倒くさいから吹っ飛ばされて来い」


 念の為周辺警戒していたら索敵に変な反応です。

ヒ『周辺の草むらにナニかリポップしたぞ』

ア「草むらからタヌキの耳みたいのが見えてますよ」

エ「それなら犬系のリカオンと思います」


 横槍入れて来そうなタヌキ犬の監視をアヤ達に押し付けてイノシシに対処します。

 イノシシ集団は真っすぐ向かって来るので引き付けてから強雷撃攻撃でまとめてスタンです。魔法耐性持ってるならソレを超えてしまえば良いのですよw

半数を半殺しにしてお土産用に回収し残りは魔石に還します。豚肉の塊も2個出てくれました。


 タヌ犬なリカオンはアヤとエリが一方的に蹂躙してました、リーチの差はどーしようも出来なかったようです。ハイエナも乱入して来て居ましたが統率者が居ないと強さ的には大した事無く、コチラもサクッと処理されてしまいました。



 そしたら急に上空の雲行きが怪しくなって来ました。スコールが来そうな雰囲気です。ホント忙しいな。

ヒ『雷雨なスコールが来るぞ』

マ「って事はヤバいよね」

 

 スコール中は視界が悪く索敵の効きも落とされ、各種魔物が入り乱れる大乱闘状態になります。レベルが上がってればボーナスタイムなのですが今の自分達には荷が重い状態な感じがします。


マ「大雨の中では魔物が大量に出没し襲って来るので、カズ君はエリちゃんとユイちゃんを守ってね。ヒロ君とアヤちゃんは単独で自由に動きまくって敵の数を減らす事に全力出して下さい」


 急に暗くなったと思ったら大粒の雨が猛烈な勢いで降って来ました。雷も鳴って風も吹き荒れる嵐な状況になりました。そして周りに大量な魔物の気配がしてきて大乱闘開始となります。


 

続く

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