6.友達に・・・
予約設定を間違えてしまい、書きかけの状態で投稿されていたみたいです・・・
申し訳ありません。
ちゃんと完成させるのでもう少しお待ちください・・・
土日を挟み、月曜日がやってきた。
この二日間はずっとゲーム三昧だった。見かねた母親に外で遊んで来いって言われたけど正直めんどくさい。
そもそも、外で一緒に遊ぶほど仲のいい友達なんていないし。
ああ・・・俺にも仲良くゲームして遊びに行ける友達が欲しい。ん・・・?
そういえば、そんな奴いたような気がする。あ、思い出した。
渡辺と喧嘩してたんだよな・・・俺。一応美琴からアドバイス的な言葉は貰った。
アドバイスを聞いた直後は仲直りできる絶対的な自信があったが、今は何故かそんな気持ちも消え失せていた。
学校に到着し、下駄箱に向かい上履きに履き替える。横から聞き慣れた声が聞こえてきた。
「おはよー」
「灯里か、おはよう。」
俺が返答すると、灯里は俺の顔を覗き込んできた。
「なんか元気が無いように見える」
「え?そう?」
本当にそうだとしたら、それは多分あの男のせいだ。
自分の中ではどうでもいいと思っている人間でも、不仲になってしまうと何故か気になってしまう。
こんな中途半端な性格を直したいと思っているが、どうしても直せない。
灯里と一緒に教室へ行き、自分の席に座った。
相変わらず渡辺はスマホゲームに夢中になっている。
あいつの姿をじっと見ていると、渡辺は不意に画面から顔を上げる。
しまった。ガッツリ目が合ってしまった。
あいつも気まずそうな顔をしたが、すぐ視線を画面へ戻してしまった。
先週まであんなに調子に乗ってたやつが、今は気の弱そうな目立たない奴に見えた。
色々考えているうちにチャイムが鳴り、担任が教室へやってきた。
今日の連絡事項を5分程度で話し、一時間目が始まるまで10分程度の休み時間に入る。朝はいつもこんな感じだ。
俺は席を立ち、トイレへ向かった。
そして用を足し、教室へ戻ろうとトイレから出ると、そこに渡辺が立っていた。
え、これどういう状況?気まずすぎる。
しかし、このまま逃げ続けていたら埒が明かない。
俺は美琴から言われたことを思い出し、そっと口を開きかけたその時、
「すまなかった!」
渡辺の声が聞こえた。
そこには、床に頭を付けている渡辺が居た。
「おいおいやめろよ。実は俺も謝ろうと思っていたんだ」
俺が上から声をかけると渡辺が顔を上げた。
「え?お前何も悪いことしてないじゃん。何で謝ろうとしてるの?」
「いや、俺もさ、お前が精いっぱい仲良くしてくれようとしてたのにそれを拒否するようなことして悪かったなって思った」
渡辺が立ち上がってこっちを真っすぐ見てきた。顔をよく見ると泣いていることに気付いた。




