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感情世界 ー封印災害ー  作者: よぐると
第三章 ヒーローを探して
36/50

第36話 かぎつける匂い

ー啓獅たちー


俺がこのチームを統率するのか

もし怪気魔が来てもサイエスがまだ実践をしたことがないから戦い方がわからないかもしれない 天性の才能があれば楽だが、、

うーん 難しい所だな


「なあ啓獅」

「どうした勝?」

「俺らって団地に行くけど何するんだ?」

「多分見回りとかじゃないかな?怪気魔はどんどん力が増してきているし、周辺被害を減らしたいんじゃないか」

「ていうか怪気魔で思い出したんだけど、響 お前怪気魔って離れたのか?」


ここで聞かれるのか、、


「どうする響?我は活動してないと言っておくか?」


そうだな


「怪気魔は特に変化ないよ 異常もないし

まあ 先生には注意されたけど、、」

「そうか それならよかった でももし怪気魔が出てきたら俺らがボコボコにしてやるからな」

「う、うん ありがと 頼んだよ」


複雑な心情すぎる

別に怪気魔が悪いことしてるわけじゃないんだけどなー


「我はボコボコにやり返していいのか?」


ダメに決まってるだろ 


「ていうかここってあの事件があった場所に近いよな」

「あの事件?」

「知らないのかサイエス 怪気魔のやつだって 怪気魔と白い人間のやつ」

「あー あれなんなんだろうな?新手の新人魔術士とか?」

「それなら一理ありそうだね」

「それならここに来ればいいのにな」

「その人にも事情があるんじゃないか?」

「容姿が中学生か高校生ぐらいの人だったし、

どっかの学校に通ってるんじゃない?」

「ていうか制服着てたよな あの学校と同じだった気がするから

あそこの生徒の中に潜んでるんじゃないか?」

「もしかしたらこの辺の団地にいるかもな」

 

ー黒銀ー


「なあ ながれる そろそろ核を落としてもいいんじゃないか?」

「拒否する 気が向かない」

「なんで気が向かないんだ 人を殺すのが嫌いなのか?」

「我は人を殺さぬとも悪念を吸収することができる

過去からの怨念を持ってくれば永久的に怪気術を使えるんだ」

「つまり人を殺すのがめんどくさいと、、」

「解釈すればそんな感じに聞こえるな」

「ふん! お前がいなくとも我は活動できる 命令は聞かん」


扱いがめんどくせえなこいつ

強い怪気魔なのを自分で理解しているな

自分の方が上だと思ってんだろう

まあ 使い慣れればこっちのものだ


「いい機会だ 我はここから出る」

「え?」

「なにを言い出す ながれる怪気魔」

「もしかして怨念が足りてなくてイライラしてんのか?鉄分みたいに」

「時が満ちるとき、帰りこん

空怪」


「行ったな」

「一体何が目的なんだ?」

「さあな 自由にやらせとけ どうせ戻ってくる」


ー啓獅たちー


団地へ到着


「よし、じゃあ地図通り回っていくぞ」

「団地を見るだけだろ 散歩じゃん」


すると、、


「あの、すみません」


1人の学生ぐらいの人が話しかけてきた


「どうしたんですか?」

「話がしたくて そこの人に」


響を指差した


「僕?」

「そうです ちょっとこっちに」


少し離れた場所の路地裏に連れてかれた


「あの俺のこと知ってるか?」

「いや?」

「まあ知らなくて当然だ

俺は平家古白 魔術士だ お前は魔術士だよな?」

「え? そ、そうですけど なんでしってるんですか?」

「実は、、俺、お前らに助けられたんだ」


助けた覚えなんかないが、、


「電車のやつ 怪気魔の大爆発の」


僕は思い出した


「生きていた人がいたなんて、、よく生きてましたね」

「なんとかな、、

あとこの言葉を伝言してくれるか?

助けてくれてありがとうって」

「わかった 言っておくよ」

「で、今日話しかけたのはお礼と君についてだ」

「僕?」

「そう あと名前聞いてもいいか?」

「今川響です」

「響なるほど で、響には他の魔術士と別の匂いがするんだ」


「まさか我のことか?!」


まさかね、、


「なんか、常に念を取り込んでいる感じだ 響の術ならいいのだがな」


「なんでわかった?我に気づいていたのか?」


「俺はな犬の魔術を使えるんだ」

「魔術?!なんで?!」

「俺は魔術士ではないが魔術を使えるんだ そういう血筋でな」

「なら魔術士になればいいんじゃないか?」

「事情があるんだ あと、俺は怪気魔の匂いがわかる じゃあな話はこれだけだ」


「我に気づいてるのか?今ここでトドメを!ひなり、、」

「ダメだ」

「あ?なんかいったか?」

「なんでもないよ じゃあね古白くん」


あれ、絶対気づいてるよな


「間違いないな 確実にわかっている だが殺意はなさそうだぞ」

「殺意がない?」

「恐らく、我を制御できてると思って殺意をださなかったんじゃないか?」

「それはそれでいい解釈だな」

「我が制御できてないような言い分だな」

「いや、できてるでしょ!」

「どうだか、、 そろそろ戻った方がいい」

「そうだな」


「お!やっと戻ってきたか あれ?あの人は?」

「帰ったよ」

「まさか、、もしかして殺ったのか?」

「マジかよ うわうわうわ」

「殺してねえよ なんでそうなる

あと、あの人から伝言」

「なんだ 遺言か?」

「伝言だ! 電車のやつあっただろ?」

「あーあったな」

「さっきの人、その電車に乗っていた人だったんだ」

「生きてたのか?」

「健康そうだったよ

で、ゆい、、 違う 伝言が」

「今、遺言って言おうとしたよな?」

「噛んだだけだ 伝言が「助けてくれてありがとう」だって」

「それだけ?言われたの」

「うん でも感謝されるのは気持ちいいね」

「私は別に何もしてないから感謝された気持ちにならないな」


会話しにくいなこいつら、、


「よし 用事も片付いたから行こうか」

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