第12話 死への執着
「悪かったね 僕がもっと早く助けていればトラウマを植えずに済んだかな」
目を瞑った暗闇の中から先生の声が聞こえた
目を開けると俺は無事だった
「君がどこまで自力で行けるのか見たかったんだ すまなかったね」
「大丈夫か紫道?!俺が助けに行けなくて」
泣きながら俺の方に走ってくる
「何泣いてんだよ」
けど勝は走るスピードを落とさない ぶつかる勢いだった、けど痛みも衝撃も何も感じなかった
俺をすり抜け勝は俺の後ろを走った
え? 何で? 勝は触れれないんだ?
後ろを見ると俺の体がもう一つ
まさか俺、死んだのか?
周りが白くなっていく
前にはぼやけた怪気魔が立っている
すると俺を目掛けて飛びついてきた
はっと目が覚めた
あれ?ここどこだ?学校?
俺は悪夢を見ていたようだ
下半身が汗でビッショリだった
「紫道が起きたぞ! うなされてたぞ大丈夫か?」
「上杉!大丈夫か 俺が助けに行けなくて」
先生から聞くに
俺は極度の集中により情報を取り込みすぎて気絶してしまったようだ
「すまなかった紫道 もう少し早く助けに行けばよかった」
「先生それより祠は?! 祠はどうなったんですか?!」
「君を休ませるためにここに戻ったんだ 祠の封印は解かれちゃったかもね」
「すみません」
「何言ってんだ 今はお前の体を心配しろ」
宮本は怒り口調で優しい言葉をかけてきた
「そうだな 安静にしろよ」
「なんかあったら呼べよ」
みんな部屋を出て行った
俺のせいで祠の封印が解かれた、、、か
俺って荷物なのかな?
俺って弱いのかな?
そんなことを考えていると
扉が開いた
「大丈夫か?」
先生だ
「今は落ち込んでいるかもしれないが、自分を追い込むことを考えるなよ
例えば、、俺のせいで封印が解かれてみんな恨んでいるとかそんなのは無いからな
恨むようなやつはいない あと悪い感情は怪気魔を引き寄せるから考えるな
あとこれ 買ってきた お腹が減ったら食え じゃ」
袋にはチョコとビタミンジュースが入っていた
ー校長教室ー
「何してるんだ!服部」
ドン と机を叩いた
「大丈夫ですよ 気絶しただけです」
「わしが止めればよかった 生徒の怪我を責任を取るのはわしなんじゃぞ」
「今回は擦り傷もないですし大きな問題にもなりませんよ」
「うーん 次は気をつけろ」
ー紫道が気絶した後ー
「服部ー 君の生徒が倒れてるぞ」
「気絶してるだけだ」
「さあどうする? 置いて行くのか?」
「そんな馬鹿なことしねーよ! 今回は撤退だ みんな帰るぞ」
「い、いいんですか先生? 封印を解かれますよ」
「命より封印か?!」
「いえ、、」
「黒銀 今回は見逃してやる 次は殺す」
「ふん」
服部と生徒は学校に戻った
「さて 祠に行こう」
階段を登って祠に着いた
「大きめの祠だな」
「ここにはデカい怪気魔が封印されている」
モヤが大きい
「お前が怪放者か ちっせえ」
「お前がデカいだけだ」
うずまくがつっこんだ
「我の目を見ろ」
目も大きかった
するとうずまく怪気魔と同じ地震が起きた
祠は壊れて巨大な人形の巨人怪気魔が現れた
「デカすぎるだろ、、」
ゆうに50mは超えている
「こんなんじゃすぐ見つかるだろ」
「昼のうちは俺の姿は見えない 夜になれば姿を現すことができる」
「こいつは僕の心の入れそうにないな」
「我は独立型だ 山を踏みつぶしながら進む」
「大雑把なやつだ」
「我らの目的は一つ達成された」
「じゃあ我は山を彷徨っておくとするか」
木々を横倒しながら山奥へ進んだ
「いいのかほっといて」
「そっちの方が我々に都合がいい」
ー教室ー
「さて紫道は今は休んでいるが今日も特訓するぞ そろそろ自分で壁を出すことができるだろう 今度は戦いながら壁を作るんだ
まずは歩きながら壁を出してみろ」
「こうか?」
「できているけどまだ少しだけだね これは怪気魔との接触を断ち切る壁だ
薄いと簡単に破壊されてしまう こんなふうにね」
パリン
勝の壁を割った
「痛ってー!」
「そうそう限界値を超える攻撃を防ぐともろに受けてしまうから気をつけてね」
「早く言ってよー」
「すまんすまん あと2日後他の学校から生徒が来て、戦い合うから練習頑張ってね」
「よっしゃーみんな一対一ずつで練習だー」
そして今日は終わった




