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終わりへと 参
ノブナガダッテ、ホンキでソンなコト言ってるワケじゃないよ。デモ、反乱ナンてコトもアルんだよね。
「いやいや、冗談だって。本当に起こしたりするなよ? 勝てないから」
ダケドツギの日、ヘンなヒトがボクのトコロにやってキタんだ。
「信長は、お前のことを必要としなくなったんだ。蘭丸という、もっと強い奴を手に入れたからな。だからわざと遠ざけている」
メイに従ってヒデヨシのトコに向かってたの。ソレで、休憩してたトキなんだ。
「お前みたいなのを、傍に置いておく必要が無くなった。強い、だから置いておいただけだからな」
ダレなんだよ、五月蝿いな。名乗りもしないで、イミ分かんない。ハナシがある。ソウユウから、ボクはトオしてあげたのに。コウゲキされたって、負けるコトはナイかなって思ってさ。
「実は無理な戦場に送って、死なせようとしているらしい。そんな奴の為に戦うべきか」
ソンなワケナイじゃん。失礼なヒトだね。殺したいクライだよ。




