きじゅン。
いつものバス停にて――
「バ〜キンが――ウチのバ〜キンで食べほ〜だいっ⁉︎」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ウチのバ〜キンは八月二八日から九月三日の期間『ワンパウンダ〜チャレンジ二〇二六年』第三弾を開催ずると発表したっ!」
「まさに夢のイベントよね〜……世界中の一〇〇億人のバ〜キンファンが驚いたんじゃないかしら?」
そんな事を言いながら、続きを読み進める。
「今回は岩手県でも初開催となり、全国九〇店舗で行われる……もう、全店舗三〇〇〇で開催してほしいわよね〜」
「たぶん3000もないけどねぇ〜」
隣でそういうイブキ。
「今回のイベントではビ〜フパティ――直火焼き一〇〇パ〜セントビ〜フパティを四枚つかった超大型バ〜ガ〜『ダ〜ティザ・ワンパウンダ〜』を中心にポテトとドリンク食べほ〜だい、飲みほ〜だいになるか〜……」
「やっぱりポテトファンにハイリョしてりよねぇ〜……せかいはポテトのモノだよぉ〜」
隣でそんな狂信めいた事をいう。
「参加費は四九〇〇円か〜……五〇〇〇円と言い切らないところがイイわよね〜」
「四五分間に三個以上食べるなら、元がとれるわ!」
「たべほ〜だいってサイショはいいけどぉ〜……ニシュ〜めはただのシタイってケンタたべほ〜だいサンカしてたヒトがいってたよねぇ〜」
「フツ〜の人はケンタのオリジナルチキン五〇個は軽いハズだから、少食の人が参加しちゃったのね〜」
「50コたべれるかなぁ〜?」
「ウチみたいな小柄で五〇個だから成人男性なら七〇から一〇〇はいけるわよ!」
自信満々でそう言い切る月夜だった。




