のミ。
いつものバス停にて――
「二〇二六年八月、ファミリ~レストラン各社が牛肉をガッツリと味わえる『肉・ステ~キフェア』を続々スタ~トっ!? 突然ど~したのかしらね~」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ステ~キガストの五等級『仙台牛』からココスのビ~フ一〇〇パ~セントハンバ~グ、ビッグボ~イの希少部位ヒレまで、夏バテ気味の身体にうれしいスタミナメニュ~」
「何言ってるのかしら? 肉を食えば夏バテしないし、肉を食えばどんな病気にもならないのよ~」
と、ある海賊団の頭をイメ~ジしながら、
「ステ~キガストでは七月三〇日から『仙台牛サ~ロイン』フェアを初開催している。国内の最高峰ブランド牛として知られる五等級の『仙台牛』をつかったサ~ロインステ~キ――もう、この時点でおいし~の確定よね~……仙台牛に五等級にサ~ロインよっ! どれをとってもおいし~わよ」
「とろけるような霜降りうぃ別添えのワサビ醤油で味わう一品。脂の甘みが一層ひきたつか~……なら、ワサビ醤油じゃなくって塩のみとかでいただきたいわね~……」
「値段もそこそこリ~ズナブルね~。何回か行きたいわ」
「えっ! ほかのはショ~カイしないのぉ~?」
「仙台牛で五等級にサ~ロインよっ! これだけ知れれば十分よっ!!」
そう言い切る月夜だった。




