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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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じゅウ。

 いつものバス停にて――


「いま話題の吉野家『絶品牛重』を食べてみた?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ん~……たしかにおいし~だし、おいし~のは間違いないんだケドね~……量がね、量が変えられないのよね~……」


「あれで大盛、特盛、メガ、メガ超盛りとかできたらいいのね~」

 そんな事を言いながら、続きを読み進める。


「吉野家の牛重の歴史はふるく二〇一八年にはすでに販売されていた。以前の牛重と比べて最近のは厚切りになり、肉質はハ~ドタイプに噛むほど旨味を感じられていく、焼肉に近いテイストになっているか~……まあ、試行錯誤を重ねて進化していったのよね~……なぜ量も増やさないのか……」


「そんな一部店舗でしか販売していなかった牛重を今回は全国で販売。特殊店舗でなくとも食べられるようになった」


「実際の店舗にいってみると大々的に絶品牛をアピ~ルしており、いままで培ってきた牛重にたいする自信が感じられる……」


「感じ的にはスキヤキ重っぽいわよね~……白滝はまだしも、ネギがしつこいぐらいいっぱいはいってるのよね~……」


「ネギ減らして肉いれてくれないかしら~」

 商品画像を見ながら、そんな事をいう月夜だった。

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