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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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にク。

 いつものバス停にて――


「カツヤがやばい物を売ってる?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「とんかつ専門店の『かつや』は四月十日から『肉あんかけロ~スカツ丼』『肉あんかけロ~スカツ定食』を販売するか~……」


「一部界隈では肉に肉をかける暴挙と囁かれている……いいじゃない! 肉に肉は最近になって、肉最高に合うのは肉という灯台下暗し的な盲点を人類が克服した瞬間――まさに人類が進化した一歩なのよっ!」


「そなの?」

 隣で首を傾げるイブキ。


「『肉あんかけロ〜スカツ丼』は黒味噌仕立ての特製肉あんかけをロ〜スカツにかけたメニュ〜。旨みを凝縮したあんをロ〜スカツとゴハンに絡みさいごまで箸はとまらない――か〜……もう、絶対おいし〜じゃない!」

 そんな事をいう月夜。


「カツが肉に埋まる……すっごい表現ね。でも、嫌いじゃないわ!」


「最近、発見された肉に肉をもっと広げていきたいわね〜……」


「それはやってるの?」


「人類が進化した瞬間よ! 長年、人類は肉に合う最高の食材を模索していた……人類に課せられた至上命題ともいうべき存在……」


「そんなのさがしてたかなぁ〜?」


「そして――肉に合うのは肉という結論がでたのよっ!」

 そう言い切る月夜だった。

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