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Animal Garden  作者: slowly
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51/57

観戦・アニマル大相撲! 1

「ウィート君、まいどー」


「こんにちは、ナナミさん。

 まいどー」


「ツキノちゃん、まいどー。

 今日もモッフモフやねー!」


「きゅままー!」


「みんなも、こんにちわ。

 ツキノと遊んでくれてありがとうね」


「ウッホー」


「ワンワン!」


「にゃ~ん」」


「おおう、早速遊びに行ってたん?

 なんや手土産用意しとけば良かったなあ」


「ウッホ、ウホ」


「ん?たこ焼き?

 ええけど、作りたてやないと」


「ワンワン!ワン!」


「あー、料理室行ってか。

 ええけど、今日はアカンよ。

 そのうちウィート君達に付き合ってもらおうや」


「僕たちは毎日料理室に通ってるから、いつでもオッケーだよ。

 家のスタッシュにも甘いお菓子を用意しておくから、いつでも遊びに来てね」


「きゅむっふ」


「にゃんにゃ~ん♪」



 ツキノ達がハイタッチで喜びを表現してる。


 かわいい。


 あ、僕もするの?


 みんな肉球がプニプニだね。


 ちょっとそのままで、握手握手。


 あわー、至福ー。



「あー、癒しの時間やわー。

 …って、まったりしてる場合と違う!

 今日はバザールの北エリアまで、みんなでお出かけやで!」


「北エリアに行くの?

 運動場が集まってるエリアだっけ?」



 あんまり得意じゃないエリアだけど…



「ウィート君が運動得意じゃないの、何となくわかるけどな。

 だからって、行かないままってのも勿体ないやん?

 折角アニガーに居るんやし、今日はウチに付き合ってーな」


「あわわ、顔に出ちゃってた?

 全然、嫌とかじゃないんだよ。

 ただ運動が苦手ってだけなんだ」



 他人よりも、ちょこっとだけ。


 見栄を張らずに言えば、かなり凄くとても。


 僕の運動神経、よろしくないんだよね。



「ふっふーん。

 ナナミさんに抜かりはないで!

 スポーツってのはな、自分でするだけと違うねん!」


「えっと、スポーツ観戦とか?」


「正解や!

 今日はな、アニマル大相撲、初場所の千秋楽なんや!

 三役揃い踏みが始まる前に、ささっと会場に乗り込むでーっ!」


「お、おおーっ!」


「きゅまー!」「ウホー!」「ワフー!」「にゃー!」




 ~~~~~~~~~~~~~~~




「さて、やって来ました心技館!

 テンション上がってきたでーっ!」


「あわー、おっきくて綺麗な建物だねー!」


「きゅまー!」



 外観は白を基調としていて、水色の屋根が美しい。


 所々に黒を差した金色が使われていることで、上品な高級感が顔を覗かせてる。


 ビルとかマンションに比べたら、高さはそれほどでも無いんだけど。


 会館とか体育館だと考えたら、すっごく大きい建物!


 縦よりもその面積、横幅と奥行きが凄いサイズ!


 会場の中も電子空間だろうし、見た目通りの広さじゃ無いかもだけど。


 見た目通りの広さだとしても、収容人数はとんでもない数字になりそう。



「ホンマもんの国技館は、1万席ちょい入れるそうやねんけど…

 ここで電子空間のええトコや!

 何と、座席制限無し!

 好きな場所に、何人でも座ってええねん!

 同じ席でも、別の空間、別の座標って扱いらしいんよ」


「あわわ。テレビによく映ってる席にも座れるってこと?」


「勿論好きに座れるけど、テレビに映るのは向こう正面言うてな。

 行司さんの後ろ姿を見て取り組みが始まる方。

 目立つし、中継にも映るけど、アニガーでは関係あらへん」


「この世界、テレビとか無いもんね」


「この心技館の中なら、放送を聞くことはできるで。

 向こう正面の反対側が、ウチのウススメの正面や。

 メインのテレビカメラが置いてある方やね。

 正面席は行司さんに正対する位置で取り組みが始まるし、テレビで見慣れた構図で観戦できるのが人気の席や。

 流石に入られへんけど、貴賓席があるのも正面側やでー」



 なるほど。


 普段テレビに映っている場所が良い席ってワケじゃなくて。


 中継に使うカメラが置いてある方が、見やすい席になるんだね。


 貴賓席と同じ向きっていうのも、説得力がある。


 VIPの席がある場所が、一番良い席なのは当然だよね。 


 でも、良い席っていうことは、必然的に…



「あんまり値段の高い席は、ちょっと…」



 ナナミさんと出会ったときに比べれば、大分GPに余裕があるけど。


 お花を増やしたり、家具を集めたり、おもちゃも買ってあげたいし。


 何かと入用なのは変わりない。


 かと言って、ナナミさんに奢ってもらうのも気が引けちゃうし。


 そう考えると、あんまり贅沢な遊び方は控えたいんだけど…



「ぬっふっふ。お姉さんがドーンと奢ったる!

 …なんて、言いたいトコやけどな。

 驚くなかれ!

 何と、アニガーでは、スポーツ観戦が…全部タダやねんっ!」


「タダって…無料!?」


「タダやし、無料やで!

 せやから、GPの心配はいらんのよ。

 サッカーとか野球とか、他のスポーツも同じ。

 好きな時に、好きな席で楽しめるっちゅーワケや!」



 現実であれば、選手のお給料とか、運営費とかを稼がなきゃいけないけど。


 ゲームの世界で、お客さんからお金を集める必要は無いんだね。


 …力士の動物たちは、自分でGPを使ったりはできないのかな?



「もし応援したいお相撲さん、アニガーでは『アニもうさん』言うんやけど。

 推しのアニもうさんを見つけたらな、おひねりも送れるで。

 頑張ってやー、応援しとるでー…って感じや」


「アニもうさん…可愛い呼び方だね。

 GPを送っても大丈夫なのかな?

 アニもうさんもGPを使えるの?」


「問題あらへんよ。

 アニもうさん達、屋台で買い食いとかするらしいし。

 何なら、料理作って差し入れすんのも喜ばれるんやない?」



 屋台で目撃されてるってことは、街中を歩いてたりもするのかな?


 バザールの中にも、野生種のe-petsが居るのかもしれないね。


 …アニもうさん達は、野生種扱いでいいのかな?



「おっと、こうしちゃ居れへん!

 ささっと会場に入るで!

 アニマル大相撲はとっくに始まっとるでーっ!」



 あわわ。


 ずっと会場前でおしゃべりしちゃってた!


 折角ナナミさんが誘ってくれたんだから、急いで中に入らないと!


 …e-petsのアニもうさん、やっぱり大きい体の子たちなのかな?


 丸々とした動物たちがいっぱい居たら、すっごく可愛いかも!


 北エリアに遊びに行くって聞いたときは、どうなる事かと思ったけど。


 お相撲の観戦だったら、何の苦手意識も無い。


 俄然、楽しみになって来ちゃったよーっ!

予定では、1週間前にこの話を投稿していたハズでした…お相撲、大好きなんです。

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