観戦・アニマル大相撲! 1
「ウィート君、まいどー」
「こんにちは、ナナミさん。
まいどー」
「ツキノちゃん、まいどー。
今日もモッフモフやねー!」
「きゅままー!」
「みんなも、こんにちわ。
ツキノと遊んでくれてありがとうね」
「ウッホー」
「ワンワン!」
「にゃ~ん」」
「おおう、早速遊びに行ってたん?
なんや手土産用意しとけば良かったなあ」
「ウッホ、ウホ」
「ん?たこ焼き?
ええけど、作りたてやないと」
「ワンワン!ワン!」
「あー、料理室行ってか。
ええけど、今日はアカンよ。
そのうちウィート君達に付き合ってもらおうや」
「僕たちは毎日料理室に通ってるから、いつでもオッケーだよ。
家のスタッシュにも甘いお菓子を用意しておくから、いつでも遊びに来てね」
「きゅむっふ」
「にゃんにゃ~ん♪」
ツキノ達がハイタッチで喜びを表現してる。
かわいい。
あ、僕もするの?
みんな肉球がプニプニだね。
ちょっとそのままで、握手握手。
あわー、至福ー。
「あー、癒しの時間やわー。
…って、まったりしてる場合と違う!
今日はバザールの北エリアまで、みんなでお出かけやで!」
「北エリアに行くの?
運動場が集まってるエリアだっけ?」
あんまり得意じゃないエリアだけど…
「ウィート君が運動得意じゃないの、何となくわかるけどな。
だからって、行かないままってのも勿体ないやん?
折角アニガーに居るんやし、今日はウチに付き合ってーな」
「あわわ、顔に出ちゃってた?
全然、嫌とかじゃないんだよ。
ただ運動が苦手ってだけなんだ」
他人よりも、ちょこっとだけ。
見栄を張らずに言えば、かなり凄くとても。
僕の運動神経、よろしくないんだよね。
「ふっふーん。
ナナミさんに抜かりはないで!
スポーツってのはな、自分でするだけと違うねん!」
「えっと、スポーツ観戦とか?」
「正解や!
今日はな、獣大相撲、初場所の千秋楽なんや!
三役揃い踏みが始まる前に、ささっと会場に乗り込むでーっ!」
「お、おおーっ!」
「きゅまー!」「ウホー!」「ワフー!」「にゃー!」
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「さて、やって来ました心技館!
テンション上がってきたでーっ!」
「あわー、おっきくて綺麗な建物だねー!」
「きゅまー!」
外観は白を基調としていて、水色の屋根が美しい。
所々に黒を差した金色が使われていることで、上品な高級感が顔を覗かせてる。
ビルとかマンションに比べたら、高さはそれほどでも無いんだけど。
会館とか体育館だと考えたら、すっごく大きい建物!
縦よりもその面積、横幅と奥行きが凄いサイズ!
会場の中も電子空間だろうし、見た目通りの広さじゃ無いかもだけど。
見た目通りの広さだとしても、収容人数はとんでもない数字になりそう。
「ホンマもんの国技館は、1万席ちょい入れるそうやねんけど…
ここで電子空間のええトコや!
何と、座席制限無し!
好きな場所に、何人でも座ってええねん!
同じ席でも、別の空間、別の座標って扱いらしいんよ」
「あわわ。テレビによく映ってる席にも座れるってこと?」
「勿論好きに座れるけど、テレビに映るのは向こう正面言うてな。
行司さんの後ろ姿を見て取り組みが始まる方。
目立つし、中継にも映るけど、アニガーでは関係あらへん」
「この世界、テレビとか無いもんね」
「この心技館の中なら、放送を聞くことはできるで。
向こう正面の反対側が、ウチのウススメの正面や。
メインのテレビカメラが置いてある方やね。
正面席は行司さんに正対する位置で取り組みが始まるし、テレビで見慣れた構図で観戦できるのが人気の席や。
流石に入られへんけど、貴賓席があるのも正面側やでー」
なるほど。
普段テレビに映っている場所が良い席ってワケじゃなくて。
中継に使うカメラが置いてある方が、見やすい席になるんだね。
貴賓席と同じ向きっていうのも、説得力がある。
VIPの席がある場所が、一番良い席なのは当然だよね。
でも、良い席っていうことは、必然的に…
「あんまり値段の高い席は、ちょっと…」
ナナミさんと出会ったときに比べれば、大分GPに余裕があるけど。
お花を増やしたり、家具を集めたり、おもちゃも買ってあげたいし。
何かと入用なのは変わりない。
かと言って、ナナミさんに奢ってもらうのも気が引けちゃうし。
そう考えると、あんまり贅沢な遊び方は控えたいんだけど…
「ぬっふっふ。お姉さんがドーンと奢ったる!
…なんて、言いたいトコやけどな。
驚くなかれ!
何と、アニガーでは、スポーツ観戦が…全部タダやねんっ!」
「タダって…無料!?」
「タダやし、無料やで!
せやから、GPの心配はいらんのよ。
サッカーとか野球とか、他のスポーツも同じ。
好きな時に、好きな席で楽しめるっちゅーワケや!」
現実であれば、選手のお給料とか、運営費とかを稼がなきゃいけないけど。
ゲームの世界で、お客さんからお金を集める必要は無いんだね。
…力士の動物たちは、自分でGPを使ったりはできないのかな?
「もし応援したいお相撲さん、アニガーでは『アニもうさん』言うんやけど。
推しのアニもうさんを見つけたらな、おひねりも送れるで。
頑張ってやー、応援しとるでー…って感じや」
「アニもうさん…可愛い呼び方だね。
GPを送っても大丈夫なのかな?
アニもうさんもGPを使えるの?」
「問題あらへんよ。
アニもうさん達、屋台で買い食いとかするらしいし。
何なら、料理作って差し入れすんのも喜ばれるんやない?」
屋台で目撃されてるってことは、街中を歩いてたりもするのかな?
バザールの中にも、野生種のe-petsが居るのかもしれないね。
…アニもうさん達は、野生種扱いでいいのかな?
「おっと、こうしちゃ居れへん!
ささっと会場に入るで!
獣大相撲はとっくに始まっとるでーっ!」
あわわ。
ずっと会場前でおしゃべりしちゃってた!
折角ナナミさんが誘ってくれたんだから、急いで中に入らないと!
…e-petsのアニもうさん、やっぱり大きい体の子たちなのかな?
丸々とした動物たちがいっぱい居たら、すっごく可愛いかも!
北エリアに遊びに行くって聞いたときは、どうなる事かと思ったけど。
お相撲の観戦だったら、何の苦手意識も無い。
俄然、楽しみになって来ちゃったよーっ!
予定では、1週間前にこの話を投稿していたハズでした…お相撲、大好きなんです。
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読んで貰えて、嬉しいです。
がんばります。




