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異世界臨時公務員始めました(ゲートあります)  作者: 仲田野 寿


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―――ミケとアヴィラさんの結婚を報告して、雑談を始めた。


【地球に未練ないわろた】

【未練あってよ……!】

【俺はわかる】

¥500

【ビールでも飲もう】

【田川さん人生に楽しみないの?】

【その問いはガチすぎる】

【人の心とかないんか】


「楽しみかー。んー、ううーん。特にないんですよねえ? ……あ、でも今は錬金術ができればな! って思ってます」


【錬金術!!?!!?】

【どの話からそうなった!!?】

【なにそれまじでなに!】

【アトリエきたあ!?】

【どういうこと!?】


「あと裏山にライメットさんと妖精さんたちが住むそうで、会社用に借り上げ社宅に使えるアパート建てようとしてます。補助もかなり出るみたいなので、土地も俺だし、俺オーナーになるから、軌道に乗ったら不労所得がもらえるかも!」


【狼さん地球のお金ないんじゃね?】

【家賃払えるのか?】

【不労所得いいなあ】

【家賃:魔石払い】

【妖精さんたちからももらうの?】


「そうなんですよ。地球のお金がないので、それが困りものですよね。うちの会社で警備してもらって稼いでもらわないと……。それか異世界の価値のあるものを売ってくれるとかでもよさそうなんですけどね、価値の基準がわからず困ってます」


【価値の基準むずいな】

【オークションとかしたら?】

【メルカルでいいんじゃね?】

¥5,000

【錬金術のこと聞かせて】

【話が色々あるからな】

【話をもどせもどせ】


「メルカルいいかもなー!

 ……ああ、錬金術のことか。俺、無属性持ちって言われたじゃないですか。うろ覚えなんですけどたしかその時、 錬金術がどうこうって副ギルドマスターが言ってたはずなんですよね。

 だったら出来ないかなーって思ったんですよね。てかアトリエみたいに全部やるんじゃなく一つの薬だけなら俺でも作れないかな、と」


【佐久間:田川さんメルカルは禁止です! 地球にない成分とかもしあったらどうするんです】

【錬金術って無属性なのか】

【たしかに、錬金の属性なんだ? と言われたらわからないもんな】

【あとなんか無属性でできるやつないの?】

【メルカル禁止令でた】

【薬は日本厳しいから無理じゃね?】


「あ、佐久間さん、お疲れ様です……。……見てたんですね! 俺は大丈夫です! あとメルカル禁止令了解しました!!

 ……話なんだっけか? あーー、無属性? ああ、無属性か。えっと副ギルドマスターはよくわからないらしいのですが、ぼそっと言ってたのは、たしか隷属魔法? あとは、魔法障壁とか魔力弾とか魔力活性化系のなんかだったと思います。

 まあ、魔力弾なんかは出来たとしても俺、生き物を攻撃なんてたぶんできるわけないのでやらないと思いますけど」


【大丈夫ってなんだ?】

【魔力活性化はできてたもんな】

【ぽわぽわだっけ?】

【なんだっけな?】

【忘れたけど意味わからんやつな】

【説明できないあれな】

【隷属魔法やばくね?】

【あるのがやばいよな】


「そうか、日本は薬剤法だっけ?? なんかそういうのあったもんなぁ。だとしたらなんか違う感じのが作れたらいいなと。

 やってみないとわからないのですがねー。まず薬草の成分調べてからですかね。

 ……隷属魔法?? いやぁーそうですよねー! 俺も隷属魔法があることに驚きました。そのときは聞かなかったんですけどね。今思うとね。

 ただ聖王国とかもいるわけだし、もし隷属されたときとか、解除するのももしかして隷属魔法なんじゃないかなと思いました。

 まあ興味がなくて聞かなかったのでただの想像です。

 錬金術の方はアヴィラさんが魔石を粉々にできるので、それしてもらって、あとはアミール族の方にちょっと教えてもらおうかなと思ってます。日本語教えてる間に俺も少し錬金術練習、みたいな感じで」


【興味ないわろた】

【興味もってもろて】

【でもさ、隷属魔法教えてください! なんて言ってたら危険人物だよな】

【それはそう】

【たしかにいやすぎる】

【聞かなかったのファインプレーじゃないか】

【そういやさ、前異世界行ったときに買ってきたの見せて欲しい】

【メルカル出したりしてないよな?】


「あれー!? そういえばまだ見せてないんでしたっけ?

 ……なんでだっけ?

 ああ、帰ってきたと思ったらかっこいい牙とくるくるの角提出してって言われて持ってった途中で佐藤さん攫われて、で、帰ってきたらサンクさんがプロポーズとかで会社紹介したりなんだかんだなんかずっと忙しかったからか。

 ……すごい昔のことみたいになってるけど、そんな前じゃないんだよなー。

 開封の儀をしますか……。俺もあれから開けてないんだけど! 忙しすぎる。格ゲー練習も全然出来てないし、また弱くなってそう……」


【くるくるの角気になりすぎる】

【怒涛の展開だったよな】

【格ゲー配信も待ってる】

【昔のことみたいわかる】

【妖精ちゃんとかも来たしなぁ】

【オオカミさんもいるしな】


「俺なに買ったんだっけな? ……たしか酒はだめって言われたんだよな。まあなんかあると悪いからそれは仕方ないな。現地でしか飲めないのもそれはそれでいいしな。

 えっと、なんだっけな? ……銀細工っぽいナイフとフォーク、きれいな布、あとは残った銀貨、そしてサンクさんに貰った短剣があるな」


【今更リュックゴソゴソしてるの笑う】

【今見るのかよ!】

【ずっと触ってなかったの草】

【異世界のお宝かもしれないもの放置】

【短剣気になるうう!!】

【見せて見せて!!】


 そだそだ、あと本買いたかったんだけど、高くてだめだったんだよな。思い出した。

 そういや、このときとったビデオどうなってんだっけ? そのままだっけ?


 ……ああもう、切り抜き専門の後輩同級生に頼もうかな……俺なんか忙しいんだよなぁ。


「あ、みなさん見たい感じかな? じゃあってほんと少ししかないんですけど、現地でビール飲んじゃたあまりのお金で買ったお土産なんでね。じゃあ、出していきますか!」



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