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日本国防衛省
オランダと日本は江戸時代からの交流があり、一時戦争状態にはなった不幸な過去のいきさつがあったが、現在では概ね安定的な友好関係にある。オランダで発生した平和を脅かす事案に関して、国際連合安全保障理事会から支援要請を受けた日本国政府は、国際平和協力法に基づき、オランダからの避難民の安全確保支援を目的とした部隊の派遣を防衛省に指示した。
海外における自衛隊、すなわち、海外からは軍とみなされる組織の活動となるため、派遣先との事前準備として活動場所や支援内容の合意を得る必要があった。事態は急を要するため、海上自衛隊は合意に至ることを見越して、輸送艦〈おおすみ〉に必要となる車両や装備を積載し、早々にオランダに向けて出港させた。現地で任務に就く陸上自衛隊は、輸送艦〈おおすみ〉の到着に合わせて民間機で現地入りすることとなった。
当初の護衛対象は日本人の生命と財産に関わる「オランダ在住の日本人」に限られていたが、紛争当事相手が敵性来攻生物という特殊事案であるため、中立的立場を厳守する必要もなく、武器使用については敵性来攻生物相手である限りという条件付きであったが使用を許可されていた。




