表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蛍籠  作者:
23/119

第22話:降参

 明からの思いがけない反撃に言葉を詰まらせてしまう。


 (こんな反応みせたらもうごまかしきかないよね……)


 そんな美智の心をはかったかのようなタイミングで玄関のチャイムが鳴る。


 「はーい、って何? どうかした?」


 そこにいたのは、功と夏美だった。


 「あー、ちょっとな」

 「まぁ、いいや。中入ってよ」

 「ああ、これ。母さんから」

 「……ありがとう。夏美も仕事お疲れ様。中に入って」

 「うん。功には話したけど、美智にも話があるの。明も来てるでしょ?」

 「う、うん」

 「お邪魔します」


 夏美は、返事も待たずに家の中に入って行く。

 いつもとは違い、迫力があってちょっと怖い。

 一緒に来た功に目を向けると頭をかき、かなり困惑しているようで目をあちらこちらに泳がせている。


 「どうしたの、夏美ってば」

 「何をやってるのか詰め寄られた」

 「あんたもなの?」

 「ってことはお前もか?」


 二人は互いの視線を合わせると大きく溜め息をつき途方にくれた。


 (どうするべきなのかな)


 それは二人の共通の思いで、話したほうが気持ち的にも楽なのだが、そうすると…。

 二人が立ち尽くしていると、後ろから夏美が現れた。


 「何してるの、早く始めるわよ」


 夏美は、二人を睨みつける。その目は、すわっていてかなり怖い。


 「行くか」

 「うん」


 これは白旗をあげるしかないようだ。 諦めて部屋に入ると四人掛けのダイニングテーブルに夏美と明は、並んで座っていた。

 つまり、空いているニ人の前に座れということだろう。


 「で、どういうことなの?」


 座るなり、夏美からの糾弾の声が上がった。

 どうやら逃げられないらしい。

 さてどうするか。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ