↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
27/84

笑い合う

ルシアは猫を撫でながら、ふと顔を上げた。


「カイル様」


「うん?」


「この子、覚えてるんですね」


「僕より、ルシアのほうを覚えてるんじゃないかな」


「そうでしょうか」


猫はルシアの足元で丸くなり、気持ちよさそうに目を細めている。


「……かわいい」


ルシアが笑う。


カイルはそんなルシアを見ながら、静かに本を閉じた。


「ルシア」


「はい?」


「今日は、日記は?」


「あ……」


ルシアは胸元に抱えていた交換日記を思い出す。


「持ってきています」


「じゃあ、後で読ませてもらおうかな」


「はい」 


ルシアは日記をカイルへ渡す。


カイルは受け取り、いつものように大切そうに膝の上へ置いた。


その横で猫が「にゃあ」と鳴く。


二人は顔を見合わせて、同時に小さく笑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。