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第1話

第1話


ついに!この時がきた!

『私立 幕末学園』

ここには、かつて幕末を生きた男達が

集い学ぶ学園だという。

そんな学園へこの度なんと!

入学することになりました!

いぇーい!拍手っ!

マジで歴史上の人物に会えとるとは!

うぉぉぉ!楽しみすぎる!

そんな心の中は大興奮な俺は

厳かな雰囲気のする体育館で

入学生として()()()()真面目に座っている。

井伊「静粛に。これより入学式を始める。

……校長挨拶。」

勝「校長の勝海舟だ!入学生諸君!入学おめでとう!

楽しんで学び遊べ!以上!」

みじかっ!勝海舟って

回りくどい話し方するイメージあったけど

意外だわ。けど良い意味で裏切られた感じ。

教頭(井伊直弼なんだよ、パンフ見てビビった。)が

ピキってる顔してるけど。

校長なにかしたのか?

勝海舟じゃ何してても驚かねぇわ。

井伊「新入生代表、挨拶。」

新入生代表?誰だ?

「……共に励もう。新入生代表、東郷平八郎。」

みじかっ!お前もかよ!

そして東郷平八郎かよ!

東郷平八郎は元々おしゃべりって大久保利通に

言われる程だったけど、それが原因で

留学を断られたことを人伝てに聞いて

自省して寡黙になったら西郷隆盛に

留学?良いよ、任せとけ!

って言われて念願の留学に行ったんだよ。

ていうか、まさか記憶があるのか!?

じゃなきゃ2度目の人生も

おしゃべりだよな!?

ま、今はおしゃべりな方が

むしろ有利な所もあるけどな。

まぁ、大久保利通のおしゃべりの意味が

機密も何でもかんでも喋るヤツなら

寡黙を貫き通すのが正解だけどさ。

ていうか、正直……顔みただけじゃ

誰が誰か分かんねーな。

教科書に載ってる肖像画の

和服の時のイメージと

今の時代のイメージじゃ違うしなぁ。

ていうか、あの頃と服も髪型とかの流行りも違うし

雰囲気が違いすぎて分からん。

隣には『私立 維新女学院』があるし。

彼女とかもできたりして!

まぁ、あっちは、この学園に通う

奥さん達の集まりらしいから?

下手すると彼女いねーの俺だけ。

あっちにも俺みたいなイレギュラーな

生徒とかいたらワンチャンあるか!?

とか妄想が膨らむ。

というか、歴史上の人物だけ

入学できる特殊な学校だと思ってたのに

今年から一般生徒を極小数だけ

受け入れるとかで

正直ダメ元で受けたのに

なんでか受かったんだよなぁ。

クラス発表はこの後らしい。

中々に珍しいよな。

下駄箱とかの掲示板か

校門の近くにホワイトボードで張り出すとか

クラスを見て教室で待機してから

先生が体育館へ案内して席に着かせて

入学式が始まるのが普通だと思うんだけど。

体育館で受付して番号札貰って

受付順に座って入学式とか。

乗り物か!

井伊「これより1年のクラスを発表する。」

おっと。クラス発表されるみたいだ。

出口のホワイトボードを見てから

そのまま出て教室に行く方式か

並んで待ってる間がドキドキすんな、これ。

……1年A組か!

更にぞろぞろと廊下を並んで歩く。

黒板に貼ってある

席を確認してから

席に座って机の上の教科書に

名前を書きつつ待っていた。

ガラッ。

カツカツ。

「1年A組の担任の福沢諭吉だ。

これから1年間、君達を導く事になる。」

マジかよ!ラッキー!福沢諭吉が担任!

福沢「後ろにいるのが副担任の栗本鋤雲(くりもとじょうん)だ。」

栗本「私は君達を支えていくつもりだ。よろしく。」

栗本鋤雲(くりもとじょうん)だと!

医学を学んだけどフランス医学のが信頼できると

ジャーナリストとして活躍した人物で

福沢諭吉とはずっと縁があったもんな!

副担任とか納得できる。


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