ドギマギ
感情として
学校が終わって「氷上のマドンナ松阪支店」に行く舞莉子。フィギュアスケートだけでなく、学校の行き来や体育の授業といった等の日常生活も含めて気をつけなきゃいけなくて神経がすり減る。他の人に比べて怪我が頻度が多い舞莉子としては余計に。
スケートリンクに上がろうとすると舞莉子とコトリン、結華ちゃんが呼ばれて別室に向かう。何か悪い事をした覚えもなければ、された記憶もない。何だろうと部屋を開ける。
そこには結華ちゃんのママでもあるカオリンが立っていた。この重苦しい雰囲気に包まれたこの部屋から出たいと感じた舞莉子。
「氷上のマドンナ松阪支店に所属する小山内結華、小鳥遊琴凛シャーロット、松阪舞莉子の3名を世界ジュニアフィギュア選手権日本代表に選出する」
3人とも思っていた感情が違った。
舞莉子としてはあくまでも通過点。コトリンは純粋無垢で喜んでいる。結華ちゃんは嬉しいけど、男子で優勝した伊吹がいないけど、どうしてなのかと気になる。
ヒーローは遅れてやって来るという言葉があるが、部屋に入って来ると思ったら男の子3人が入ってきたがそこに伊吹君の姿はなかった。
カオリンが結華ちゃんに話しかけた。
「伊吹だけど、体育の授業中に怪我をしちゃったみたいだから時間ある時に顔を出してもらえると助かる」
舞莉子とコトリンは同じフィギュアスケーターの仲間として怪我をしたというのは心配である反面、カオリンと結華ちゃん親子で話をしたかったのかなとも感じていた。
伊吹君が怪我をしたと聞いていてもたってもいられず、練習後にお見舞いに行こうと決めてコトリンと共に結華ちゃんと入院している病院を聞いた。
ジャンプの精度にスピン、そして代名詞の「舞莉子スワンステップ」と順調に来ているなという手応えを感じてこの調子を維持しつつ、表彰台に上がるまで技術とメンタルを最高点に持っていける様にしたいと考えていた舞莉子。
練習後、結華ちゃんに病院を聞いてコトリンと共にやって来た舞莉子。きっと心細いだろうなと入院経験があるから伊吹君の様子を考察していた。
そう思っていた舞莉子だが、意外と元気そうにしていてよかったと感じていた。結華ちゃんが伊吹君に声をかけた。
「ママから体育で授業中に怪我したから顔を出してって言われたけど、伊吹どうしたの?アンタも世界ジュニアフィギュア選手権に行く予定だったのに自分から手放す事をしてどうするの?それで何があったの?」
「喧しいぞ結華。サッカーの授業でクラスメイトに足を踏まれんだよ。仕方ないないだろ。気をつけたって怪我する時は怪我するんだよ。コトリン、舞莉子ちゃん来てくれてありがとう」
カオリンをママと呼ぶ結華ちゃん。伊吹君との会話を聞くと仲良しだなと思いつつ気をつけても怪我する時は怪我するのは誰よりも分かる舞莉子。




