その前に
頑張ろう
バッチテストの初級と1級に合格した舞莉子。1つずつ合格して段階を踏んでいるものの、級が上がる事にバッチテストも同時に上がる。ノービスBクラスに当たる小学校3年生、4年生に果たして辿り着けるのだろうかと考えていた。
それは舞莉子だけでなく、伊吹君や結華ちゃんもまた同様の悩みを抱えていると小学校で話していた。後2つの級に合格すればその資格は得られるがそう簡単な話ではない。
学校が終わり、またしても舞莉子はタブレットでバッチテスト2級と3級について調べる事にした。
バッチテスト2級の内容は初級の次のステップで、1分間のプログラムを滑走する「フリー」種目と、指定されたジャンプ(1Lo, 1F, 1Lz、または1+1コンビネーション)とスピン(クロス/バックスクラッチスピン、シットスピン)を単独で実施する必須要素が評価される。
バッチテスト3級の内容はシングルアクセル、2回転ジャンプ(アクセル以外)、ダブル+シングル以上のコンビネーション、5回転以上のキャメルスピンやフライングスピン、足換えなしのコンビネーションスピンなどが求められる、中級レベルへのステップとなる。
これを見た舞莉子としては果たして自分に出来るのだろうかと思いつつも、弱気は最大の敵でもあると自分を奮い立たせてノービスBクラスだけでなくノービスAクラス、ジュニア、シニアになっても高みを目指してバッチテストを全て取るくらいの気概を持つ。
まず、バッチテスト2級を舞莉子を受けようとしたら伊吹君と結華ちゃんも共に受験をして3人揃って合格と伝えられたが、次の3級はもっと難しいからみんな揃って頑張ろうと励ましあっていた。
そして3級を受ける日時を決めた舞莉子と伊吹君と結華ちゃん。1回目受けるが、全員不合格でやはり級が上がると難しくなるなと身をしみて感じていた。
どこがダメだったのかという感覚が忘れないうちに毎月に受けれる最大の回数を受けるべきか、確実に合格すべく練習して備えるべきなのか悩みどころであった。コーチやインストラクターに相談するとそればかりは人それぞれだからと言われてしまう。
悩んだ末、もう1度受けてみてダメならば練習して備える方向に決めた舞莉子。終わった後はドキドキしていたがギリギリ合格だと告げられて安堵する。
伊吹君や結華ちゃんには聞かれた答える様にしようと考えていた。まだ2人とも3級のバッチテストを控えているため、余計な事を言って焦らせるのもよくないと感じていた。
数ヶ月後、学校帰りに伊吹君と結華ちゃんに会って私たちもバッチテスト3級に合格したよと伝えられ、先に合格したならば言ってくれればよかったのにと笑顔で言われた。
これで舞莉子、伊吹君と結華ちゃんは9歳の誕生日を迎えたら晴れてノービスBクラスの出場権を得る事になる。




