教えてカオリン
詳しく教えて
フィギュアスケートの解説が終わって戻ってきたカオリン。伊吹君も結華ちゃんもお行儀よくしてて、フィギュアスケート中継を見て、ママだ。って指を差していたと伝えた。
するとカオリンは恥ずかしそうにも嬉しそうにしていた。いつもそう言ってるみたいと言いつつも顔はニヤニヤしている。
パパはネットを駆使して調べたフィギュアスケートのジャンプや解説で言っていたオイラーって言うのは字面だけだと分からないから詳しく教えて欲しいとお願いをした。
するとしばらく黙っているカオリン。
「もう夜も遅いので明日、舞莉子ちゃんの練習する前にやりますね。ホントは習熟度を見て、次はじゃあこのジャンプやってみようかと段階を踏んでいく予定でしたが、いいですよ。伊吹も結華も来るように」
言うべきではなかったと反省をするパパ。申し訳ない事をしたなと感じつつも明日、よろしくお願いしますと頭を下げて家に戻って行った。
翌日、いつも通り「氷上のマドンナ松阪支店」に行くとスケートリンク場にはカオリンだけでなく伊吹君と結華ちゃんが練習着とスケート靴を履いて待っていた。
その姿を見て、小走りで着替える舞莉子。軽くストレッチをしてリンクの前に立つ。
じゃあ昨夜お伝えした通り、ひと通りのジャンプを飛んで解説しますと話していた。
「右足で滑走しながら後ろ向きで入り、左足で氷を蹴って回転を加える。着地は右足。これがトーループジャンプ」
「フリップは後ろ向きで入ってから左足内側のエッジで踏み切り、右足のトウを突いて跳ぶジャンプ。トウループやルッツと間違われることもあるが、トーループとは氷を突く足が反対で、ルッツとは踏み切る足が一緒だが、使うエッジが逆となる。これがフリップジャンプと呼ばれる」
「初めて成功させたアロイス・ルッツ(オーストリア)の名からつけられたジャンプ。後ろ向きで入ってから左足外側のエッジで踏み切り、右足のトウを突いて跳ぶ。カーブと逆方向に回転するため難易度は高い。エッジが内側に傾くとフリップと判定されるため、正確な踏み切りが求められる。名前から取られてルッツジャンプと呼ばれる」
「1900年代に活躍した伝説的なスケーター、ウルリッヒ・サルコウ(スウェーデン)の名を冠したジャンプ。比較的に易しいジャンプで、後ろ向きで入り、左足内側のエッジを使い、右足を振り上げて跳ぶ。軽やかな回転と流れるような着氷が特徴。これがサルコウジャンプと呼ばれる」
「ループは右足外側のエッジを使って跳ぶジャンプ。後ろ向きで入り、足をクロスさせるような姿勢から右足1本の力で跳ぶ。コンビネーションに組み込まれることが多い。これがループジャンプと呼ばれる」
「唯一前向きに踏み切るジャンプで、半回転多く回るのが特徴。左足外側のエッジを使い、右足を大きく振り上げ、後ろ向きで着氷する。初成功させたノルウェーのアクセル・ポールセンにちなんで名付けられた。これがアクセルジャンプと呼ばれる。名前から取られたのはルッツジャンプと並んでこのサルコウジャンプ、アクセルジャンプの3種類になる」
そういう違いがあるんだ、ありがとうカオリンとは決してならなかったパパ。練習時間がなくなるのでオイラーについては追々見せるとダジャレの様に言って舞莉子の練習に移って行った。




