挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
突然姫って言われても困ります! 作者:*まるこ*(改名しました)

本編

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

39/130

変わった姫様(オーウェン・ラチナス視点)

ご無沙汰しておりました。

最初は、正直言って、今の国政を乱す存在としか見ていなかった。

王位継承権1位となる王子でなく姫君だとはいえ、国政にも明るく人望もある王妃様の子という点でかなりの影響力が考えられる。
混乱は必死だ。

そう思っていた。

あの姫君を見るまでは。

自分が挨拶をした後、何の違和感もなく頭を下げてきた。
「こちらこそよろしくお願いします。すでに国では厄介な存在でしょうに寛大なお心でお招きくださったこと、感謝いたします。」

自分の父親に呼ばれて来たのにこんなことを言う娘がどこにいるだろうか。

てっきり、自分が王族だということを鼻にかけて上から目線でくると思っていた。

後からそんなことをロード殿に言ってみると、「姫様はどんな相手にも礼儀を尽くすことを大切にされています。」

それをどんなときも崩さずにいられる芯の強さも同時に感じたものだ。


さらに姫君に対する認識を変えざるをえなかったのは、その後。


国王陛下と感動の再会をされた姫様は、すぐに側妃と遭遇してしまった。
遭遇、といってもあの猪が突進してきたのだが。

そこでのあの啖呵の切りよう、凛々しさ。
あえて傷まで負って自分の姿勢を見せ付けるやり方など、まるで昔の国王陛下を見ているようだった。

殿下もさっそく姫君のことを気に入ったようで、それからずっと付き添っている。

どうやら騎士団からも良い感情をもたれているようだし、あの姫君もなかなかやる。
…無意識という気がしなくもないが。

しかし、気は抜けない。

王宮内の澱みを解消するまでは、危険が高いのは姫君だ。昨夜も襲撃があったようだし…

と、その時、ノックが響く。

扉の向こうにいた人物は、ロード殿を連れた姫君だった。

挨拶を終えて開口一番。

「人間の影って一人一つだと思ってましたけど。自分も知らないうちに増えるものなんでしょうか?」

世間話の軽さでそう切り出された。

驚いた…もうバレるとは予想以上に早かったな。

「…意識されると影の意味がありませんので、黙っておりました。すでにばれたのなら隠しておいても仕方ありませんね。勝手を致しましてご不快でしたら申し訳ありません。」

ついでに、もともとシュウと知り合いで、何でも屋としても仕事を依頼していたことを説明した。
この分だと、キエムでの海賊討伐の動きも私の指示だとわかっているのだろう。


ちょっと意地の悪い言い方してしまいましたね、ところころ笑い、
「ありがとうございます。せっかくの護衛が無駄にならないようにがんばりますね。」

真面目な顔でそう言ってきたので、また驚いた。

「こちらでも、不穏分子のあぶり出しは終わっています。粛清は一気にやった方がいいとは思っていますが…」

「私のお披露目を受けての動き次第ですね?」

的を射た発言に思わずニヤついてしまった。賢い人間は好ましい。

いくら不穏な動きをしていたとしても、存在が貴族や国民に知られるところになれば、多少は動けなくなる、もしくはその気持ちが消えれば一番いい。


「何か仕掛けてきてくれたら返り討ちにして2度とそんな気が起きないようにしてあげるからいっそのこと楽なんだけどな…」

そんなことを小さな声で呟いた姫様にロード殿が「姫様?」と穏やかに詰め寄っていた。

ふむ…その手もあるな。


私は姫様に一つ提案をした。
読んでいただきありがとうございます。

自分でも人の名前わからなくなってきました(笑)

とりあえずの登場人物紹介、近日中にあげます!よろしくお願いします。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ