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冬馬君の夏休み  作者: だかずお


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冬馬君の一日の巻




『冬馬君の一日の巻』



久しぶりの家族三人の食事だった。


隆「なんだ大喜帰ったのか」


冬馬君「うん、帰っちゃった」


正子「宿題とかも、やらなきゃね、あっという間に学校始まっちゃうよ」


今日は夜、寝ながら語り合えないなと、冬馬君は残念だった。


久しぶりの1人部屋

まだ、夏休み始まって短い期間しかたってないけど、色々あったな、思いかえしては楽しかったなぁと思った。


なんだか今日は眠いな早く寝るか。

冬馬君はご飯を食べてすぐに二階にあがった「おやすみ」


電気を消して眠りについた。昨日まで隣にいた大喜がいないのは、やはり少し寂しくも感じる


冬馬君は、昼間観た怖い番組を思い出して、少し恐くなったが、すぐに清香を思い出して寝る事にした。


今ごろ何してるかな?

こんなにずっと考えるなんて初めての事だ。

どうやら本当にお熱らしい・・考えると勝手に胸がキュンとなる


それにしても、静かな夜


眠かったはずなのに色んな事を想像して、目が覚めてきた。


僕は、四六時中色んな事を考えてるなぁ


今は、自分が正義のヒーローになって人を助ける想像などをして楽しんでる


もちろん、それで清香に尊敬されるのだ。


空を自由自在に飛べたら気持ち良いな、なども考えた。


冬馬君は、こういう空想する時間が好きだった


前に授業中想像にふけっていて先生に怒られた事を思い出した「この子は自分の世界に入っちゃってるのよ」こんなふうに言われた。


学校の事はあまり考えたくなかったが、色んなちょっとした悩み事などを、思い返してはハァーとため息が出てしまう


集団行動などは、冬馬君はどうも苦手だった。


家など仲の良い人達といるとそうでもないが、クラスなどでは自分の殻にこもるタイプだった。

大喜達の前にいる時とは別人の様になってしまう。


人は明るくても暗くても


大人しくても陽気でも


痩せていても太っていても


頭が良くても悪くても


運動神経が良くても悪くても


別に価値は変わらないと思う


ただ人々が勝手に、こっちの方が良いとか悪いとか勝手に価値判断を加える


もともとの性格や体質に本当は良いも悪いもないのだから。

本来、人はありのままそのままで素晴らしいのだ。


まあ人にどう言われようが気にしなきゃ良いんだけど中々そうもいかない。

冬馬君は、結構気にしてしまう方だった。

人に何か言われると、結構後まで気にしたりして落ち込んでいた。


今は休みだから良いけど終わったらまた学校が始まるのか


冬馬君は、馬鹿らしくなり自分がワクワクしない事を考えるのをやめた。


しかし、不思議だか普通なのか分からないが、昔から冬馬君は自分に似てる人や自分より弱い人を見ると安心した。いじめてやろうとか助けてやろうとかではなく安心したのだ。

それはもしかしたら自分に似てるという安心感だったのかも知れない、子供の冬馬君には、よくは分からなかったが。


さてと寝よう


今は、今を楽しもう そう思った


そして清香の顔を想像しては、嬉しくなりニッコリ笑いながらぐっすり眠りについた


そういや、大喜はもう寝てるかな?


目を覚ますと、もう朝だった


ついさっきまで真っ暗だった気がするのに目を覚ませばもう明るい


冬馬君はテレビアニメを観る為、下の階に向かう。もはや夏休みの、朝の日課の様なものである


冬馬君は1人でゴム人形などを使って遊ぶのが好きだった。


自分でストーリーを作っては人形同士を手に持って動かして遊ぶのだ。


バキン ガンッ ジュシャン


熱中していた、こうなると平気で三、四時間は遊んでいる


ゴム人形などで遊んでいると、何か嫌な事があった時でも忘れてしまい、それに没頭出来た


なかでも自分のお気に入りの人形などがあり、大切にしている


その日は家から出ず、一日自分の好きな事して遊んでいた。


大人達から見たら子供は遊びの天才かも知れない


冬馬君が、一日家にいる間も、外では蝉が休まず大合唱をしていたそうな



そんな、夏休みの、自由な一日


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