0841・数珠と十字架の評価
0841・数珠と十字架の評価
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サブ職業:錬金術師・中級のレベルが上がりました
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さて、そろそろ物作りも終えてログアウトをするかの。
これ以上は作る物も無いし、キャスティ、ファル、シグマ、セスの分の盾も作り終わっておる。
素材も残りは少ないし、仮に数珠を皆に装備させる事を考えても明日じゃな。
素材を集めてこねばならん。
今回は色々作れただけで十分じゃろう。
十束の剣も作ってみねば分からぬが、あまり作りたい物でも無いし、止めておくのが無難か。
他に浄化の力が強そうな物も考えつかんし、そもそもそういうイメージのある物は多くない。
致し方なしというところか。
せめて刀に何か浄化の力が強まる物があればよいのだが、むしろ妖刀などの方が有名であるからなぁ。
破邪の大太刀というのがあったはずじゃが、あれは奉納された物なうえ、長さが3メートルを超えるはず。
あんな物、普通には使えぬからな。
たとえ【浄化力強化】が付いても、まともに使えぬでは意味が無い。
なので残念ながら作る気にすらならん。
やはり刀系に浄化の力が強そうなイメージの物は無いのう。
そもそも八握剣に付いたのすら謎じゃしな。
それはともかくとして、そろそろ現実に戻って寝なければならん。
ま、実際には寝るギリギリまで邪悪な思想の連中を潰すのだがの。
妾はマイルームの自室に戻ってログアウトすると、ベッドで目を瞑り意識を飛ばす。
今日も邪悪な思想の者どもを殺すのだが、都道府県の掃除も半分は過ぎたな。
残りの半分も気合を入れて探し出すか。
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2001年 2月11日 日曜日 AM8:21
今日も深層三層目に行き、素材を入手してこねばならん。
狂死塊もそうじゃが、強浄木も浄命石も使える素材じゃからな。
聖浄塊がどれほどの物かは知らぬが、使える素材は使わねば損じゃ。
それに聖浄塊では【生命浸透】が付かぬ可能性もあるでな。
そうなると死王に対しては浄命石製の武器の方が優秀じゃ。
またぞろイベントがあるかもしれぬし、その時には浄命石製の武器を持って行った方が良いかもしれぬ。
そう考えると作っておいても無駄にはならんし損も無い。
なので作製しておかねばの。
妾は雑事を熟して洗濯物などを干すと、珠の部屋へと戻ってログインした。
すぐに訓練場に行ってファルに話すと、次は二人の寝室に行って呼び出す事を伝える。
既に起きてイチャついとるだけだったので話し、そしてソファーの部屋へと移動。
ファルと2人を呼び出したら、朝食の手伝いをファルに任せてソファーに座った。
すると早速現代の巫女が腕を組んでくる。
こやつも変わらんな。
「おはよう。昨日は何か作った?」
「昨日は幾つも作ったが、何故か【浄化力強化】が付いたりしたぐらいか……。
特にそなたらが欲しがる物は出来ておらぬな。
妾も実験的に作ったぐらいじゃからのう」
「たとえば?」
童女が聞いてきたので、妾はそれに答える。
「たとえば大きな数珠とかの。
珠の一つが硬式野球のボールくらいある物じゃ。
無駄に素材を使ったが、きちんと武器として登録はされたぞ。
<棍棒・その他>という、よく分からんカテゴリーになったがな。
正しくは鈍器扱いじゃ」
「一つが野球のボールくらいって……思っている以上に大きいですね。
確かに無駄使いと言われるのも分かります」
「それでも【浄化力強化】は付いたぞ。
問題は無理に付けても、武器自体が使えぬ形状だと役に立たぬというぐらいか。
プレイヤーマーケットに出したら、誰ぞが買うであろうとは考えておる。
武器としてはそれなりに使える数値じゃ。
ただし数珠で敵を殴るという事をせねばならんがな」
そう言うと、ナツが腕を振りながら思案し始めた。
こやつ……まさか数珠を使う気か?
「……………うん、駄目だね。
何というか、想像だけでも使いにくいって分かるよ。
それに戦闘でそんなの使ってたら、逆に危険になると思う」
「そうじゃの。
じゃから妾も売りに出すと言うておるし、誰ぞが買わんか? という弱気なのだ。
むしろ十字架の方が使えると思うぞ?
こっちは欲しいのであれば売っても構わん。
棒状で先が十字架になっておるだけじゃし、きっちりと【浄化力強化】は付いておる」
「おぉー……じゃあ私はそれで。
深層三層目だと、やっぱり新しい武器が欲しいしね。
今までの武器じゃ厳しいし、それに元々の強さがクリムゾントータスの物よりも上だもん。
そっちが無いと厳しいよ」
「強浄木のみで作った棍棒もあるが、そっちは【アンデッド特攻】も【常時浄化】の数値も低かった。
そのうえ浄命石を使っておらぬからか【生命浸透】も付かなんだの。
じゃからして強浄木のみの武器も要らぬ物じゃな。
その分だけ安いであろうが、性能が低くてはのう」
「それは使えませんね。
せっかく買うのであれば、高くても良い物の方が良いです。
<安物買いの銭失い>とも言いますしね。
安物は安いだけに、どこか落ちる理由があるものです」
「そうじゃの。
そういえば剣を一本作ったので、後でキャスティに盾と一緒に渡しておく。
使った感じというか、使用感を聞いておかねばならんでな」
「剣ですか……。
使用感を聞かれるのは構わないのですが、今回に限って何故そのような事を?」
「【浄化力強化】が付いた剣が出来たのじゃよ。
ただし妾が何度記憶を掘り返しても、【浄化力強化】が付く謂れなどは無いのだ。
不思議な事なので、使用感などを聞いておきたいという事になる」
「はあ………まあ、分かりました」
「カンカン」
ファルが来たので食堂に移動して朝食を食べる。
その後はソファーの部屋へと戻ってマイルームへ。
そして皆に話した後、それぞれにメッセージを出してプレイヤーマーケットに必要な物を流す。
その後は仲間達に盾を渡して装備を変えさせ、元の盾は倉庫に入れて消去。
終わったらソファーの部屋へと戻り、家の外に出て皆を呼んだ。
そして移動するのだが、すぐにドースの鞍の上に移動するギン。
己の足で歩く気は無いらしい。
「ギンってば、いきなりドースの鞍の上に載って寝転がるとか……。
なんか無駄に貫禄があるわね」
「実に猫っぽい感じだけど、確かに貫禄あるよね。
それよりこの十字架ちょっと良い感じかも。
十字の部分が殴りやすくて、思ってるよりも使える武器かもしれない。
何故か棍棒扱いでもあるし」
「ナツはそもそも神官系だから、十字架を持っていても普通。
とはいえそれで殴るのは………そんな漫画かアニメがあった?」
「なんかあったような気がするわね?
そもそも十字架から銃弾が飛び出たり、十字架の先から剣が出たりとかする作品もあるんだし、十字架で殴るぐらいは普通じゃない?
むしろ普通の枠に収まってるというか、現実でも十字架で殴れば普通に鈍器だし」
「まあ、それはそうなんですけど………何かアレですね、不思議と不敬だとは感じませんね?
あの宗教の人達は怒るかもしれませんが、私的には不敬な感じは一切ありません」
「文句を言ってきたら、その時には免罪符をベタベタ貼り付けておけばよい。
かつては免罪符を買えば罪が許されたのだ。
それなら幾ら不敬な事をしても、免罪符をベタベタ貼れば許そう。
<汝、隣人を愛せよ>と言いながら侵略してくる連中じゃ、その愛とやらも歪みまくっとるからのう」
「そういえば、そうね。
そもそも綺麗事を言いながら、歴史的に何度も中東の方を侵略してるもの。
そんな連中の言う“愛”って、いったい何なのかしら。
怪し過ぎるわよ」
妾達は話をしながらも魔隠穴の中で掘り進めていく。
やるべき事はしっかりしなければならんでな。
「そもそも奴らの愛自体が歪みまくった上の産物なんだから、どうしようも無いだろ。
奴らの言う愛なんて、どうせ小児性愛だろうしな。
今でも神父が少年少女を強姦なんてニュースが、たまに流れるぐらいだし」
容赦ないのう。
とはいえ日本よりも犯罪率が高い連中が綺麗事をホザいてもな。
程度が知れるというものよ。
八握剣はやつかのつるぎと読むそうです。重ね重ね申し訳ありませんでした。
以後の話も全て書き換えましたので、もう間違いはないと思います。
感想で教えて下さった明晰夢を見る少女様、まことにありがとうございました。
841話の誤字報告、ありがとうございました




