↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/900

0060・午後からのレベル上げ




 師匠の家でスケルトン・クラフターとファルが作ってくれた昼食を食べ、午後からは<屍人の森>で戦闘を行う。ユウヤは山を回って、伐っていい木を伐り倒してくるらしい。せっかく良い木材が手に入る斧を手に入れたんだし、使いたいんだろう。


 僕達は浅層の<澱み草>を抜いたら、さっさと中層に入り戦闘を行う。既に普通に勝てるので戦いつつ、<澱み草>や薬草を抜いて確保、インベントリに放り込んでいく。いつも通りのアンデッドしか出てこないし、倒し方も知っている。


 おまけに【浄化魔法】が良く効くので、連発しながら戦っていると、待っていたメッセージが流れた。



 ―――――――――――――――


 ※スキル:【浄化魔法】が規定のレベルに達しました

 【浄化魔法】に【セイントバインド】が追加されます


 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました


 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました


 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました


 ―――――――――――――――



 3つ目はバインド系と決まっているんだろうか? アンデッドを拘束するには良さ気な魔法だけど、一度はスキルとして使ってみないと魔法陣が分からないんだよね。そのターゲットは……居た。まだこっちに気付いていないらしい。


 僕は背を向けているスケルトン・ファイターに対し、【セイントバインド】を使用。他のバインド魔法と同じく、足に輪が付いて拘束している。この辺りは大した違いがな……うん? 何だかスケルトンが猛烈に暴れてるような……?。


 今度は自力で【セイントバインド】! ……暴れるのは変わらな、あっ!? 倒した……? もしかしてアンデッド相手だと継続ダメージなのかもしれない。もう一度、別の敵で検証しよう。魔法の特性は知っておかないと。それにしても説明が少ないなー。



 ―――――――――――――――


 <浄化> セイントバインド 拘束


 聖なる輪を敵の足に着けて拘束する魔法


 ―――――――――――――――



 魔法の説明コレだけだよ? 【総合鑑定】のレベルが低いのか、もしくは知識が足りないとかなのか。もし知識が足りないのなら、【総合鑑定】の後も本を読まなきゃいけないとなる。ここの運営なら……本を読まないと駄目なトラップ程度は仕掛けてそうだなー。


 運良く、それとも悪く? スケルトン・ファイターが現れたので、再び【セイントバインド】で拘束。皆には攻撃しないでもらったが、やはり2度目の拘束時間、その半分ぐらいで倒れた。これで継続ダメージは確定だな。


 多分アンデッドだけだろうけど、そこの検証は<屍人の森>を出なきゃいけないので面倒臭い。セナがストレスを溜めているので、次に出てきたゾンビ虎を拘束、セナに好きなだけボコらせた。顔は変わらず無表情だが、物凄くスッキリしたらしい。


 それは良かったと思わなくはないが、順調に駄目な子になってないかな? ファルも手を左右に広げて「ヤレヤレ」というポーズをしてるし、付ける薬は無さそうだね。ま、先に進もう。


 その後もフォグの【アースバインド】や僕の【セイントバインド】が活躍した。ただ、アンデッド相手だと【セイントバインド】の方が成功率は高いみたいだ。それでもレベルは上がったけどね。



 ―――――――――――――――


 召喚モンスター:フォグの【土魔法】が規定のレベルに達しました

 【土魔法】に【スモールピット】が追加されます

 召喚モンスター:フォグの【土魔法】がランクアップし、【土魔法・下級】になりました


 ―――――――――――――――



 【スモールピット】、つまり小さい落とし穴か。上手く使うと極悪な威力を発揮しそうな魔法だ。フォグには上手く使うように色々教えないといけないね。おっとスケルトンファングベアが出てきた。あいつが向かってくる際にね……。


 フォグに教え終わった僕は、石球をぶつけて僕達に気付かせる。尻に石球を受けた骨熊は当然怒り、猛然と僕達の方へ走ってきた。その途中で足の着地点がいきなり窪み、足が予想よりも沈んだ為、骨熊は転びながらも進み僕達の前で止まる。


 皆が「ニヤリ」という雰囲気を出した直後、猛然とストンピングを開始。僕は【セイントバインド】を使い、せめて移動できないようにしておいた。そもそも4人でボコってるから、僕の入る隙間がないんだよ。フォグでさえ蹴ってるし。


 【スモールピット】の魔法は地面に10センチぐらいの窪みを作る魔法だった。高が10センチと侮る事は出来ない。走っている最中にいきなり着地点が窪んだら、非常に高い確率で人間でさえ転ぶだろう。ある意味で凄く怖い魔法だ。



 「フォグには【スモールピット】の魔法を上手く使う練習をしてもらった方がいいね。あの魔法は上手く使えば相当役に立つ。ただ、使うタイミングが肝要だからね、そこの練習は要る」


 「ク!」


 「レンシュウ、ガンバレ! ワシャワシャ、オウエン!!」


 「キュウ……」



 事ある毎にモフってるけど、嫌がってるから止めてあげなさい。何となく手間のかかる何処かの誰かさんを彷彿とさせるなぁ。ま、気を取り直して進んで行こう。



 ―――――――――――――――


 種族レベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・下級のレベルが上がりました


 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました


 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました


 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました


 ―――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 ここから先は屍人の森・深層となります


 種族レベルと職業レベルが低すぎる為、絶対に死亡します。それでも進みますか?


 ―――――――――――――――



 ………<高確率で死亡>じゃなくて<絶対に死亡>って言われたんだけど。深層のアンデッドってどんだけ強いのさ。流石にあまりにも危険すぎるから行かないよ。さっさと戻ろう。



 ―――――――――――――――


 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました


 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました


 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました


 ―――――――――――――――



 ウロウロしながら戻り、師匠の家に着いた頃には夕方だった。僕は慌てて師匠のスケルトン・クラフターに<澱み草>や各種の薬草を預け、ファルと一緒に作ってくれた食事をとったら、すぐにソファーでログアウトした。



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 昼のログアウトの時に確認していたので問題無いが、洗濯物を取り込むなどの雑事を終わらせて一息吐く。調子が良かったからか、アンデッドを狩っていたら夕方だったとは。危ない、危ない。


 流石にシズのように何もしないというのは色々マズい。僕の名誉の為にもしっかりしないと。



 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 2000年 8月9日 水曜日 AM8:32



 今日は朝の雑事に少々時間が掛かった。昨日遅くまで課題をやっていた所為で、ちょっと眠たい。まあ、ゲームは問題なく出来るだろう。VRゲーム中に眠ってしまったり意識を失うと、強制ログアウトさせられるので気をつけないとね。


 さて、そろそろログインしますか。


 ログインしてソファーから起き上がると、もう一つ正面にあるソファーで師匠とラスティアが泥酔していた。近くにワインか何かの樽が鎮座しているけど、アレを2人で飲んだの? あの大きな樽の酒を?。


 ……関わらない方が良いと思い、僕は朝食を食べた後、そそくさと師匠の家を出る。フレンドを確認すると全員ログインしているので、ユウヤにフレンドコールを送り、ダンジョンに行くか確認しよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。