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BACKUP≠UNDEAD  作者: しすは


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8/8

探索。もう歳で高い音が聞こえん。

「みんな!」


 もう一時間は経っただろうか。中尾達を探していた。


「もう、みんなは…」


「何言ってやがる!もともと、お前が見失ったせいだろ!」


 俺は会長のことを壁に押し付けた。


「ケンカはよすんじゃ。まだ見つかる可能性はある。」


「爺さんは何か見つかる方法があるっていうのかよ。」


「見てろ。」


 爺さんは笛を出し、デカい音を鳴らした。


「バカ!そんな音を出したらゾンビが……」

 街は物静かだ。


「ゾンビは高い音が聞こえないんじゃ。」


「わしもこの音聞こえない。」


 この音を出しながら周りを探した。




 私達は車の後部座席に隠れていた。窓が空いており、いつバレるかも分からない。その音が聞こえるまでは。ピッーーっという、バカでかい音が聞こえた。

 ――バレる…そう思った。けどゾンビたちはピクリとも動かない、こんな音が何度も鳴り響いていても。

 もしかして…高い音が聞こえない?

 私は音がなるぬいぐるみを鳴らした。

 ピッーーーという音。

 ゾンビ共は………来ない――

 ぬいぐるみの音は大丈夫だった。けど車の音は違う。車から音が周りに鳴り響いてしまった。



 ピッーーー

 俺は音の方にすぐさま走った。ゾンビ共を銃で撃っていく。音は赤い車からなっているようだ。赤い車には中尾達らしき影。中尾たちの前にゾンビ。

 間に合わない…。また俺は助けられないのか…


「なかおぉぉ―――」


 バンッという音。それは銃声。体と腕の間を弾丸が通り過ぎていった。

 その時胸についてた無線から声がした。


「…援護射撃は、まかせんしゃい。ブッ…」


「じいさん…」


 中尾の車に急いだ。ゾンビ共は、中尾たちに近づいている。俺はすぐさま拳銃とナイフを出した。

 俺と爺さんでゾンビどもを一掃した。


「中尾…大丈夫か?」


「う、うん!」


 俺は肩の力をフッと緩めた。


「怪我は?」


「ないよ。」


「一旦、国会議事堂に行こう。」


 俺達は国会議事堂に向かった。会長もそこにいた。


「康誠。このおじいちゃんは?」


「この人は俺の命の恩人だよ。」


「そうなんですか!」


 中尾は爺さんの手を握り、ブンブン振った。


「中尾、取れちゃうよ。」


「ふぅ。持ってかれるところじゃったわい。」


「爺さん。教えてくれ。―――なぜここは壊滅したんだ?」


「……あのバケモン共が大量に攻めてきたんじゃ。それでここは壊滅じゃ。」

「他に避難場所は?」

「ない…、ん?いやあったかも?」

「どっちだよ。」

「あるわ。山上病院じゃ!」


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